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1996 Fiscal Year Annual Research Report

鰓弓性器官、特に口蓋の発生機序と異常発生メカニズムに関する研究

Research Project

Project/Area Number 08671358
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Research InstitutionKyoto University

Principal Investigator

西村 善彦  京都大学, 医学研究科, 教授 (50081790)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 鈴木 義久  京都大学, 医学研究科, 助手 (30243025)
山脇 吉朗  京都大学, 医学研究科, 助手 (40263074)
森 千里  京都大学, 医学研究科, 助教授 (90174375)
Keywordsプログラム細胞死 / 鰓弓 / レチノイン酸 / レチノイン酸受容体 / 二次口蓋形成
Research Abstract

1)マウス胎児鰓弓におけるプログラム細胞死に対するレチノイン酸の影響
all-trans retinoic acid(100mg/kg)を9.5日マウスに経口投与し、鰓弓間葉細胞の増殖と細胞死のパターンに及ぼす影響をナインブルー染色法、DNA end labeling法(TUNEL法)を用いて検討した。
結果:ナインブルー染色において第1第2鰓弓間葉における死細胞は対照群に比べ減少していた。TUNEL法による組織化学的観察では鰓弓間葉よりも上皮に強いTUNEL陽性像がみられた。レチノイン酸による顎顔面奇形は細部死の増加による組織発育障害説が提唱をされているが、本研究では細胞死の増加している所見は認められなかった。
2)マウス胎児二次口蓋におけるレチノイン酸受容体mRNAの発現
レチノイン酸が哺乳類の二次口蓋形成過程に作用すると口蓋裂が誘発されるが、そのメカニズムはいまだ十分には解明されていない。今回、我々は妊娠12、13、14日のマウス胎児二次口蓋における3種類のレチノイン酸受容体(RAR)α、β、γのmRNAの発現を調べる目的で、成マウス精巣cDNAよりRARα、β、γのDNAプローブを作成。妊娠12、13、14日のICR系マウス胎児二次口蓋より抽出したRNAを用いてノーザンブロットを行った。DNAプローブはシークエンスを確認の後、ジゴキシジェニンでラベルした。
RARαについては約3.8Kbと約2.8Kbのバンドが検出され、発現量はほぼ一定であった。RARβについては約3.3Kbのバンドが検出され、13日に発現量が増加していた。RARγについては約3.7Kbのバンドが検出され、発現量はほぼ一定であった。

URL: 

Published: 1999-03-08   Modified: 2016-04-21  

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