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1996 Fiscal Year Annual Research Report

外科的肺障害に対する予防的遺伝子治療に関する研究

Research Project

Project/Area Number 08671508
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Research InstitutionAkita University

Principal Investigator

泉 啓一  秋田大学, 医学部, 講師 (60176237)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 南谷 佳弘  秋田大学, 医学部, 講師 (30239321)
北村 道彦  秋田大学, 医学部, 助教授 (10153131)
Keywords肺移植 / 急性肺障害 / ICAM-1 / 接着分子
Research Abstract

肺移植モデル,ARDSモデルの開発と接着分子ICAM-1の役割に関して
肺移植のモデルとしてラットの左肺動脈をクランプすることにより温阻血モデルと左主気管支をクランプ,解除することにより肺再膨張モデルを作製した.またARDSのモデルとしてエンドトキシンを持続静注(5mg/kg/hr)した肺障害モデルを作製した.そして我々が開発した肺微小循環における白血球の粘着と過酸化水素産生の観察・解析法を用いて,これらのモデルにおける白血球動態を解析した.また接着分子ICAM-1に対する中和抗体(1A29)を投与してその効果を検討した.そしていずれのモデルにおいても接着分子ICAM-1をblockすると白血球による過酸化水素の産生が抑制されることが明らかとなった.しかし白血球の肺毛細血管への集積を抑制することはできなかった.以上の結果より接着分子ICAM-1は白血球の肺毛細血管接着後の過酸化水素産生に重要な役割を果たしていることが推察された.
今後の展望
今後は接着分子ICAM-1に焦点を絞り,接着分子ICAM-1のmRNAのantisenseを作製して現在まで作製したモデルにおける効果を検討する予定である.

URL: 

Published: 1999-03-08   Modified: 2017-10-11  

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