1996 Fiscal Year Annual Research Report
補体制御因子による異種移植における超急性拒絶反応の抑制
Project/Area Number |
08671525
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
宮川 周士 大阪大学, 医学部, 助手 (90273648)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松本 美佐子 大阪府立成人病センター, 研究所第六部, 研究員
岡部 勝 大阪大学, 医学部, 助教授 (30089875)
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Keywords | MCP / 3′UT / トランスジェニックマウス / CHD cell / CRI / RT-PCR |
Research Abstract |
MCPに関しては、pCAGGS (chick beta actine promoter)にMCP(CD46)のIntactなcDNAと3′Untranslated Regionのないdelta-3′UT-MCPさらにcytoplasmic tail(CYT)部分を削ったdelta-CYT-MCPを挿入しトランスジェニックマウスを作成した。ScreeningはPCR及びSouthern blotにて確認し、免疫組織染色で発現の有無を検討した。RT-PCR法にてm-RNAも確認した。また上記3種類のplasmidをgene pulserにてCHO cellにtransfectionしclone化した後の発現をFACSにて検討した。RT-PCR法にてm-RNAも確認した。pCAGGS/Intact-MCPを導入したマウスでは臓器での発現は認めなかったのに対し(0/11)、delta-3′UT-MCPおよびdelta-CYT-MCP導入マウスでは明らかに臓器での発現を認めた(5/6,4/4)。CHOcellでの発現はin vivoのdetaと一致しIntact-MCPでは発現を認めなかった。in vivo,in vitroともどのタイプでもm-RNAを確認した。これらの結果から、MCPの遺伝子構築中3′UTの125bpにその発現を制御していることが明らかになった。CR1に関しては、function domainの8-11のをRT-PCR法にてクローニングし、DAF(CD55)のPI-anchor部分を接続し、CHOcellでの発現を確かめた。
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