1997 Fiscal Year Annual Research Report
ストレス応答からみたCDKインヒビターP21の発現:脳組織保護・修復機構との関連
Project/Area Number |
08671599
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Research Institution | Nagoya City University |
Principal Investigator |
布施 孝久 名古屋市立大学, 医学部, 助手 (00229080)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
加藤 泰治 名古屋市立大学, 医学部, 教授 (60094364)
山田 和雄 名古屋市立大学, 医学部, 教授 (90150341)
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Keywords | p21 / p53 / BAX / ブリオーマ細胞 / 温熱刺激 / 脳虚血 / HSP7c / ストレス応答 |
Research Abstract |
p21ファミリーはサイクリン依存性キナーゼインヒビターとして、p53の下流に位置し細胞周期をG1期に停止させる機能を有する。本研究ではまずp21が温熱刺激によりp53依存性及び非依存性に発現することをグリオーマ細胞株を用いて明らかにした。さらにラット脳虚血モデル及びラットくも膜下出血モデルにおいて、虚血及びくも膜下出血のストレスに対応してp53及びp21が発現するのを確認できた。これらはp21がp53に関連してストレス応答により発現していることを明らかにしている。これらの結果を踏まえ、本年度はさらに温熱刺激によりp53依存性グリオーマ細胞にapoptosisが誘導されるか否かを検討した。wild type p53を有するグリオーマ細胞株A172を用い、43度で温熱刺激を1時間加えたところ、細胞形態はblebbingを呈し、Hoechst33342によりnuclear condensationが認められた。またTUNEL染色によりDNAの傷害が染め出された。さらにこの際にapoptosis関連遺伝子であるBaxがp53とともに増幅された。これらから、A172細胞では温熱刺激によりapoptosisの誘導が証明された。
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Research Products
(4 results)
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[Publications] Fuse T., Yamada K.: "Heat shock-medlated cell cycle amest is accompanied by induction of p21 cltl" Biochem Biophy Res Com. 225. 757-763 (1996)
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[Publications] Fuse T., K,W Yon, Yamada K.: "Heat-induced apoprosis in human gliullasromc tell line A172" Neurosursery. (in press). (1998)
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[Publications] Fuse T., Yamada K.: "Neureuterlc cyst at the craniovertehial junction" Surgitcl Neurlolgy. (in press). (1998)
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[Publications] 布施孝久, 山田和雄: "畠中 寛編:神経細胞培養法,脳腫瘍とヒトグリオーマ" シュプリンガー・フェララーク東京, 347 (1997)