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1996 Fiscal Year Annual Research Report

ノックアウトマウスによるGABA受容体遺伝子機能の解析

Research Project

Project/Area Number 08671625
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Research InstitutionOkazaki National Research Institutes

Principal Investigator

浅田 英穂  岡崎国立共同研究機構, 生理学研究所, 助手 (10184144)

KeywordsGABA / GAD / GABA受容体 / ノックアウトマウス / ジーンターデティング
Research Abstract

GABA受容体には、直接CIチャンネルと連結するGABA-A受容体と、G蛋白質を経てK^+チャンネルやCa^<2+>チャンネルに作用を及ぼすGABA-B受容体の2種類が存在する。ピクロトキシンやビククリン等のGABA-A受容体遮断薬により痙攣発作が起きることから、皮質のGABA受容体の機能不全がせんかんの発生に関与していると考えられている。GABA-Aレセプターは48-55kDaのα,β,γサブユニットからなり、ピクロトキシン、バルビツール酸誘導体やベンゾジアゼピン類との結合部位、さらにはステロイドに対する結合部位がある。本研究では、GABA-Aレセプターをジーンターゲティング法によってノックアウトしたマウスを作成し、正常マウスと比較することによってGABA-Aレセプターの生理機能を解析することを目的とした。申請者らは既に、GABA合成酵素であるグルタミン酸脱炭酸酵素(GAD)のジーンターデティングを進めてきた。GADにはGAD65とGAD67の2つのアイソフォームがありそれぞれのノックアウトマウスが誕生した(Asada et al.,BBRC 1996)。そのうちGAD67のノックアウトマウスでは生後まもなく死亡するが、口蓋裂をもつことが判明した。Culiat等によって作成されたGABA-Aレセプターβ3サブユニュトのノックアウトマウス(Nature Genet.1995)も同様に口蓋裂が見られることから、GABAが胎児の口蓋の発達において重要であることが示された。ベンゾジアゼピン結合部であるγ2サブユニュトのノックアウトマウスもGunther等によって作成された(PNAS 1995)が、GABAの結合には変化がみられなかった。申請者らは、大脳皮質や海馬をはじめ中枢神経に広範に分布し、胎児期には発現が少なく生後増大するGABA-A受容体α1サブユニュトに焦点をあててタ-デティングベクターを作成中である。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] Hideo Asada et.al: "Mice lacking a 65kDa isaform of glutanic acid decarboxylase (GAD) 65)maintain nornal levels of GAD67 and GABA in theiv brain but on suscept.ble to seizures" Biochem.Biophys.Res.Commun.229. 891-895 (1996)

URL: 

Published: 1999-03-08   Modified: 2016-04-21  

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