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1996 Fiscal Year Annual Research Report

高温処理自家骨同化過程の解析(画像と組織の対比)

Research Project

Project/Area Number 08671651
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Research InstitutionNagoya University

Principal Investigator

佐藤 啓二  名古屋大学, 医学部, 講師 (20178726)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 片桐 浩久  名古屋大学, 医学部, 医員
伊藤 隆安  名古屋大学, 医学部, 医員
Keywords温度処理自家骨 / 骨癒合 / 骨同化 / MRI / 強度試験
Research Abstract

高温処理自家骨の同化過程を解析する目的で、当初家兎を予定していたが、切除骨のサイズの問題より、ビ-グル犬に変更した。
平成8年9月より現在まで、10匹について手術を行った。1匹は麻酔量の問題で術後に死亡した為、以下の検討に用いた犬は9匹である。
術後経過が4ヶ月の犬が2匹、以下3ヶ月・2ヶ月・1ヶ月がそれぞれ2匹ずつであり、手術直後の犬が1匹である。1ヶ月毎にMRIと単純X-Pを撮影するとともに、DEXAによる移植骨部の骨密度測定も行った。Dynamic MRIでは当初髄内の浮腫や循環障害によって造影剤での増強硬化は認めないが、術後2ヶ月をへて次第に髄内の毛細血管網が形成されるに従い、Dynamic MRIでも早期の造影効果を認めるようになってきた。単純X-Pでは術後2ヶ月でしっかりと骨癒合を示している。高温処理自家骨とコントロールでは明らかな差を認めない。近日中に右-温度処理骨部、左-コントロールについて組織検査の目的で摘出し、強度試験・組織学的検査・オステオカルシンおよびBMP-2のmRNA発現についてRT-PCR法を用いて検討する予定としている。
高温処理自家骨の同化過程について、組織(HE染色、アルシアンブルー染色、プロタゴール染色)と画像の対比、経時的な強度変化、同化過程の指標としてのオステオカルシン・BMPのmRNA発現、吸収ピンの吸収と骨への置換の速度と骨強度のそれぞれについて、検討を加えて報告する予定である。また同様の実験を繰り返し、In situ hybridizationによる同化過程の空間的立体的な進行を検討する予定である。

URL: 

Published: 1999-03-08   Modified: 2016-04-21  

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