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1996 Fiscal Year Annual Research Report

硬膜外鎮痛における麻薬と局所麻酔薬の相互作用の検討

Research Project

Project/Area Number 08671735
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Research InstitutionShimane Medical University

Principal Investigator

小坂 義弘  島根医科大学, 医学部, 教授 (20045355)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 原 かおる  島根医科大学, 医学部, 助手 (50271052)
斉藤 洋司  島根医科大学, 医学部, 助教授 (50162243)
Keywords硬膜外投与 / フェンタニール / ブピバカイン / 体性痛 / 内臓痛
Research Abstract

Sprague-Dwaley雄ラットを対象として、ハロセン麻酔下に胸椎・腰椎境界部から硬膜外腔にカテーテルを留置した。フェンタニール(0.5μg,1μg)、ブピバカイン(50μg,100μg)、またはフェンタニール・ブピバカイン混合液(0.5μg+50μg,1μg+100μg)のいずれかを総容量40μlとしてカテーテルから硬膜外投与した。体性痛に対する疼痛閾値の測定にはtail flick試験を、内臓痛に対する疼痛閾値の測定にはcolorectal distension試験を用いた。それぞれの疼痛閾値の測定は各種薬液の投与前、投与後5,10,20,30,40,50,60,90,120,180分の時点で行った。フェンタニール0.5μおよびブピバカイン50μgは体性、内臓性疼痛閾値とも全く変化させなかった。しかし、両者の混合投与は体性痛に対する閾値を5分の時点で20%MPEまで、内臓痛に対する閾値を5分の時点で35%MPEへ、15分の時点で20%MPEへと増加させた。フェンタニール1μは体性疼痛閾値を25%MPEへと、内臓性疼痛閾値を40%MPEへと増加させた。ブピバカイン100μgは内臓性疼痛閾値を20%MPEへと増加させ、体性疼痛閾値は全く変化させなかった。しかし、フェンタニール1μにブピバカイン100μgを混合すると、体性および内臓性疼痛閾値とも単独投与に比較し有意に上昇し、この増強効果は体性痛閾値においてより著明であった。

URL: 

Published: 1999-03-08   Modified: 2016-04-21  

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