• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

1996 Fiscal Year Annual Research Report

メタコリンまたは迷走神経刺激による気道抵抗の増加に対する硬膜外麻酔の影響

Research Project

Project/Area Number 08671754
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Research Institution宮崎医科大学

Principal Investigator

笠羽 敏治  宮崎医科大学, 医学部, 講師 (80145599)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 高崎 眞弓  宮崎医科大学, 医学部, 教授 (30094212)
田中 信彦  宮崎医科大学, 医学部, 助手 (30264394)
Keywords気管支収縮 / メタコリン / 硬膜外麻酔 / 交感神経 / 迷走神経
Research Abstract

研究目的1:メタコリンまたは迷走神経刺激による気道の収縮に対して胸部硬膜外麻酔が気道抵抗を増加または減少させるのか調べる。実際に迷走神経を刺激し、また迷走神経活動と心臓交感神経発射活動を記録し調べることで自律神経の関与を明らかにできる。
研究目的1-1:メタコリンで誘発した気管支収縮に対し、硬膜外麻酔は増悪させるのかどうか調べる。
研究によって得られた知見:(1)0.2%メタコリンを気管内に噴霧した結果、気道内圧は25%増加し、コンプライアンスは26%低下した。これらは,硬膜外麻酔による交感神経ブロックで変化せず、硬膜外麻酔はメタコリンによる気管支収縮に影響を及ぼさなかった。(2)このときの血中リドカイン濃度は1μg以下であった。気管支収縮に対するリドカインは全身性に作用しの血中濃度が関係するとの報告もあり、リドカインを静脈内持続投与し、3-5μg程度の血中濃度のときのメタコリンに対する反応性を研究中である。
研究目的1-2:メタコリンで誘発した気管支収縮に対し、迷走神経刺激は気道抵抗を増加させるのかどうか調べる。
研究によって得られた知見:(1)コントロールにおいて、迷走神経刺激で、気道内圧の増加およびコンプライアンスの低下を示すが、連続刺激中の最初の10-15秒で刺激効果が減弱しコントロールの状態にもどった。(2)0.2%メタコリンを気管内に噴霧して生じた、気道内圧増加、コンプライアンスの低下は、迷走神経刺激で変化は認められなかった。
メタコリンで誘発した直接的な気管支収縮に対し、自律神経の関与は弱いことが考えられた。
実験計画書に従い、さらにイリタント受容体への関与について研究を続けたい。

URL: 

Published: 1999-03-08   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi