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1996 Fiscal Year Annual Research Report

蓚酸カルシウム・燐酸カルシウム混合結石に果たすオステオカルシンの役割

Research Project

Project/Area Number 08671838
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Research InstitutionDokkyo Medical University

Principal Investigator

鈴木 徹  獨協医科大学, 医学部, 助教授 (40010392)

Keywords蓚酸カルシウム結石 / 燐酸カルシウム結石 / オステオカルシン
Research Abstract

オステオカルシンが尿石形成のマトリックス蛋白として関与しているか否かにつき、手術的に除去された尿石より蛋白抽出を行い、その抽出液についてオステオカルシン濃度をオステオカルシンE1Akit(TaKaRa)にて測定した。また尿石患者と非尿石患者の尿中オステオカルシン排泄量を測定し、両群で比較検討した。
手術的に除去された4個の尿石を細砕した後、EDTAにてカルシウムを除去し蛋白成分を抽出した。ついで、これを濃縮後オステオカルシン濃度を測定した。4検体の結石のうち2検体の結石からオステオカルシンが検出された。尿石患者と非尿石患者における尿中オステオカルシンの排泄をみると、オステオカルシンは尿石患者11例中10例で検出されたが、非尿石患者では8例中2例のみにしか検出されなかった。尿石患者の早朝尿につきオステオカルシンの排泄量をクレアチニン比で求めると、1.29±1.37ng/mg creatinine(M±SD)であったが、非尿石患者のそれは0.29±0.55ng/mg creatinineであり、両群にP=0.039の有意差を認めた。
オステオカルシンが、尿石形成にいかに関与しているかは、興味ある研究課題であり、今後さらなる検討が必要と思われた。

URL: 

Published: 1999-03-08   Modified: 2016-04-21  

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