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1996 Fiscal Year Annual Research Report

分泌型IgA産生と腸管上皮細胞について

Research Project

Project/Area Number 08672098
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Research InstitutionNihon University

Principal Investigator

岩瀬 孝志  日本大学, 歯学部, 講師 (80125046)

Keywords腸管上皮細胞 / LPS / LPS receptor / サイトカイン / RT-PCR / 免疫染色
Research Abstract

LPS receptorの遺伝子発現および免疫染色
腸管上皮細胞におけるLPS receptorの遺伝子発現をDNA sequenseが報告されているCD14,CD11b,CD11cおよびPAF receptorについてRT-PCR法で検索した結果、HT-29ではLPS刺激の有無によらず検索したすべてのreceptorの発現を認め、その強度はLPSの刺激により相違を認めない。また口腔の扁平上皮癌由来のCa9-22を検索した結果、LPS無刺激時にCD11cの発現を認めないほかはHT-29とほぼ同様な結果を得た。
LPS receptor蛋白の発現はHT-29を浮遊細胞とし、抗CD14抗体、抗CD11b抗体、抗CD11c抗体を用いて染色した結果、約半数の細胞にこれらreceptorの発現を認めた。FITC標識LPSとHT-29を浮遊細胞とを反応させた結果、HT-29にLPSの結合による蛍光を示した。
腸管上皮細胞における各種サイトカインの発現について
HT-29,CaCO2およびCa9-22におけるIL-1,IL-4,IL-6,IL-8,IL-10,TNF-α,IFN-γおよびTGF-βの遺伝子発現を検索した結果、IL-1,IL-6,IL-8,IL-10,TNF-α,TGF-βの発現を認めたが,IL-4,INF-γの発現は認めない。このサイトカインの発現はLPSを培地に加え培養細胞を刺激しても大きな変化は認めない。さらに培地にPAF receptor antagonistを加えて培養しても得られた結果に大きな相違は見られない。
現在、HT-29やCaCO2を抗CD14抗体、抗CD11b抗体や抗CD11c抗体でLPS receptorをblockすることにより腸管上皮細胞のLPS receptorと上記のサイトカインの発現の関係を検討中である。

URL: 

Published: 1999-03-08   Modified: 2016-04-21  

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