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1996 Fiscal Year Annual Research Report

顎顔面組織における超音波像の定量的表現に関する実験的研究

Research Project

Project/Area Number 08672159
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Research InstitutionKyushu University

Principal Investigator

三輪 邦弘  九州大学, 歯学部, 助手 (10136509)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 清水 真弓  九州大学, 歯学部, 助手 (50253464)
田中 武昌  九州大学, 歯学部, 助手 (30163538)
徳森 謙二  九州大学, 歯学部, 助手 (40253463)
Keywords定量的画像診断 / 均質度 / 粗造度
Research Abstract

[目的]超音波断層像は病変構造の癒合と分離性によって定まる粗造度や均質度の異なったパターン構造をもっている。今回、われわれはこの粗造度や均質度を数量化するために超音波像を部分区間ごとに同一濃度で連結された画素分布の凹凸から特徴量を得るための基本式を導き出した。そこで、コンピュータにより画像処理技術を用いて、顎下腺炎および唾石症の顎下腺超音波像から腺体内部エコー像の特徴量を求め、造影像所見と対比して腺体内部性状に関する定量的画像診断の可能性について検討する。
[方法]1、撮像された超音波像をレーザースキャナで取り込み、デジタル化された画像をマイクロコンピュータへ転送し、濃度処理を行った。
2、濃度処理された画像(256階調)を8階調に変換し、任意に設定した関心領域を一定数の部分区画に区切りその区画内に含まれる中心画素とその近傍画素濃度を平均化するプログラムを作成した。これを用いて、関心領域内の画素を一定数に部分区画された階調(8階調)に変換した。
3、階調像内で連結した同一濃度画素角の凸部と凹部の総数と各濃度画素数の関心領域内の全画素数に対する割合から数種の特徴量を求めるための指標を導いた。また、関心領域内の濃度階調差と濃度レベル範囲を求めた。
[結果]1、顎下腺炎および唾石症腺体内部エコーは健常腺体に比較して、粗造度および均質度の低下を示した。また、唾石症非患側腺体内部エコーは健常腺体に比較して粗造度および均質度ともに有意差を認めなかった。
2、唾石症腺体内部エコーは濃度階調数では非患側腺体のそれと同じであるが、造陰像において唾石存在部位から末梢部にいたる管系の描出が困難になるに従って、濃度レベルの階調範囲および粗造度が低下し均質度がやや上昇する傾向を認めた。

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Published: 1999-03-08   Modified: 2016-04-21  

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