1996 Fiscal Year Annual Research Report
歯科CAD/CAM技術に対応する光切断による歯列形状高速計測・解析システムの開発
Project/Area Number |
08672220
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
上田 康夫 北海道大学, 歯学部, 助手 (30241342)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小松 孝雪 北海道大学, 歯学部, 助手 (90271668)
疋田 一洋 北海道大学, 歯学部, 助手 (20238281)
佐藤 範幸 北海道大学, 歯学部, 助手 (00271669)
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Keywords | 光切断法 / 歯科CAD / CAM / 歯列 / 計測 |
Research Abstract |
本研究は、高密度CCDを使用したデジタルスチルカメラを応用し、光切断法による面形状一括計測システムの開発を目指すと共に、将来に向けての口腔内での直接形状計測システムに対する検討を行うことを目的としたものである。 初年度は、1.光切断法による計測技術の開発(疋田)、2.計測データの処理ソフトウェアの開発(上田)、3.データの解析方法の検討(小松)、を行う予定であった. この中でも、ソフトウェアの開発については、現在までの研究成果により、データの可視化技術等について十分な蓄積が得られている.したがって、本年はおもに光切断法による計測技術の開発と、その精度の検証が主な研究課題と考えられた.このため、実際には計測用に用いる6自由度特殊ステージの作製と、要素技術である光切断法について検討を行った。 その結果、6自由度特殊ステージについては稼働する状態となり、光切断法については、光切断のみならず、クロスパターン投影や多値パターン投影など、より高度な手法についても、実際の歯列模型を用いて検討を加えることができた。 次年度では、残る計測データの処理/解析方法の検討を行った後、1.システム全体の統合、2.実際の計測事例への応用、3.システムの検証、4.今後の課題の検討、などを行う予定である. 特に、将来に向けての検討では、本技術を応用した口腔内直接計測技術(すなわち、歯科治療の際に、従来行っているような患者の口腔内の型を取らずにすむような方法)へ向けての可能性を探る予定である.
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