1996 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
08672229
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
加藤 光雄 東京医科歯科大学, 歯学部, 助手 (90242213)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
谷田部 優 東京医科歯科大学, 歯学部, 助手 (10182354)
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Keywords | 可撤性部分床義歯 / 機能時 / 挙動 / 3次元 / ステレオ撮影 / 画像処理 / 設計 / 評価 |
Research Abstract |
インプラント治療が発達した現在にあっても、インプラント体の上部構造としての床義歯の役割は大きい。しかるに、床義歯の設計・製作において上部構造に最適な義歯の基準はおろか、通常の残存歯を維持歯とする床義歯の設計すら解明されていない部分が多い。 本研究で新たに開発した可撤性補綴装置の3次元的挙動の計測システムは、義歯および残存歯に標点を設定し、これをCCDカメラでステレオ撮影することによって、非接触の3次元挙動の計測を可能にしたものである。このシステムを用いて、患者の義歯の挙動の計測を行い、床義歯の設計の差異による挙動の変化から、床義歯の機能的設計を評価する指標を確立することを目的とする。 平成8年度は、平成7年度に試作した計測システムの改良と較正を行い、患者の義歯の挙動データの収集・解析を行った。試作段階で判明した改良すべき点である、画像解像度の精度の向上をはかった。システムの一部変更に伴い、計測精度の較正を行った。この、機器の更新と計測精度の較正は代表者、加藤が行った。次いで、標点座標から床義歯の3次元挙動を算出するソフトウエアの改良を行った。この改良は、分担者、谷田部が行った。このソフトウエアの改良には、患者からのデータの採集が必要であった。このデータの採集は、代表者の加藤が行った。さらに、患者データの解析は、分担者、谷田部が行った。 以上の成果を求めて、第96回日本補綴歯科学会学術大会(平成8年11月1・2日、札幌)にて発表した。 現時点では、計測システムの更なる精度の向上が求められることが判明し、研究を継続している。
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Research Products
(1 results)