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1997 Fiscal Year Annual Research Report

口腔癌発癌過程における転写因子RB蛋白質の関与に関する研究

Research Project

Project/Area Number 08672279
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Research InstitutionHokkaido University

Principal Investigator

鄭 漢忠  北海道大学, 歯学部, 助手 (80180066)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 吉村 善隆  北海道大学, 歯学部, 助手 (30230816)
出山 義昭  北海道大学, 歯学部, 助手 (80271667)
KeywordsDMBA / 実験口腔癌 / ゴールデンハムスター / 実験発癌
Research Abstract

今年度は、前年度に発癌過程であると確認されたDMBA誘発ハムスター実験口腔癌試料(以下、実験試料)及び口腔扁平上皮癌と診断された生検材料(以下、生検試料)を用いて、ウエスタンブロット法及びノーザンブロット法を行った。
○ウエスタンブロット法によるRB蛋白質のリン酸化の解析
数種類の市販の抗ヒトRB抗体を使用して、ウエスタンブロット法を行ったが、実験試料においては検出されなかった。positive controlとして使用したヒロ口腔扁上皮癌由来細胞株においては検出された。この理由としては、実験試料の蛋白質量の不足、Rb遺伝子の変異のためRB蛋白質が発現していない、または抗体がハムスター由来である実験試料を認識しない、等が考えられる。
また、病理組織学的に口腔扁平上皮癌と診断された生検材料においても検出されなかった。この理由としては、生検材料である試料の蛋白質量の不足、又はRb遺伝子の変異のためRb蛋白質が発現していない、等が考えられる。口腔癌におけるRB蛋白質の発現の割合について調べられた文献はほとんどないことから、このことを検討することはRB蛋白質を研究する上で大きな意味を持つことになる。
次年度は、ゲルシフト法においても核蛋白質を使用することから、核蛋白質の抽出法を含めた解析法の改良、免疫沈降法の利用等を行い、解析を進める。
○ノーザンブロット法によるmRNA発現の解析
実験試料、生検材料からAGPC法によりtotal RNAを回収し、現在、ノーザンブロット法により解析中である。蛋白質と同様にハムスター由来である実験試料では、ホモロジーの問題があり、この点に関しても、現在、検討中である。

URL: 

Published: 1999-03-15   Modified: 2016-04-21  

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