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1996 Fiscal Year Annual Research Report

糖尿病における口腔粘膜の微小循環-血管反応性と白血球動態-

Research Project

Project/Area Number 08672339
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Research InstitutionTokyo Dental College

Principal Investigator

森本 光明  東京歯科大学, 歯学部, 助手 (90174458)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 笠谷 知宏  東京歯科大学, 歯学部, 講師 (30194707)
西田 次郎  東京歯科大学, 歯学部, 講師 (50198470)
片桐 重雄  東京歯科大学, 歯学部, 教授 (70085752)
Keywords糖尿病 / ハムスター頬袋 / 微小循環 / 白血球動態
Research Abstract

実験には雄性ゴールデンハムスターを用いた。ハムスターの微小循環観察は,ペントバルビタール麻酔下に頬袋を口腔外に引き出して行う。頬袋は血管周囲の結合組織を剥離除去した後に,プラスチックチャンバーに固定した。観察にはシステム生体顕微鏡(オリンパスBX50-33)を用い40倍では血管構築,100倍では血管径の変化,400倍では血球や血管壁の観察をした。
投与薬物はアセチルコリン,fMLPを選択し,血管径の変化を測定,好中球のローリング,粘着をモニター上で単位面積当たりの数をカウントして解析した。
対照群の細動脈におけるアセチルコリン1μM投与前の血管径平均40.7±4.8に対し,投与後の血管径平均は45.8±8.1であり,有意な拡張が認められた(P<0.05)。細静脈におけるアセチルコリン1μM投与前の血管径27.7±7.1μmに対し,投与後の血管径は25.3±7.6μmであり,有意差は認められなかった。
次に好中球についてfMLP200μM細動脈投与前ではローリングも観察することもなく,fMLP投与後はローリングをするのみで膠着はみられなかった。細静脈ではfMLP投与前ではローリングが観察でき,膠着もほとんどみられない。そしてfMLP投与後より膠着を始める。その後膠着をした好中球のほとんどは血管外へ出て,結合組織へ遊走した。
糖尿病群の細動脈におけるアセチルコリン1μM投与前の血管径平均31.6±3.3μmに対し,投与後の血管径平均は31.6±3.3μmであり,有意差は認められなかった。細静脈におけるアセチルコリン1μM投与前の血管径41.3±8.3μmに対し,投与後の血管径は42.3±8.4μmであり,有意差は認められなかった。
現在,落射蛍光装置(オリンパスBX-FLA)を用いてFITCアルブミンを投与し血管透過性,アクリジンオレンジを投与し白血球動態の観察を行っている。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 森崎重規: "糖尿病患者口腔粘膜の毛細血管に関する研究(弟12報)" 歯科学報. 96・6. 596- (1996)

URL: 

Published: 1999-03-08   Modified: 2016-04-21  

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