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1996 Fiscal Year Annual Research Report

骨芽細胞の密度が細胞の造骨活性に及ぼす影響について

Research Project

Project/Area Number 08672379
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Research InstitutionKagoshima University

Principal Investigator

小椋 幹記  鹿児島大学, 歯学部, 講師 (40194526)

Keywords骨芽細胞 / 密度 / アルカリフォファスターゼ / 石灰化物 / コラーゲン
Research Abstract

溝のない平滑な試料と表面に幅60μmの溝を付けた試料の上で骨芽細胞を最長3週間培養し,骨芽細胞の密度が細胞の造骨活性に及ぼす影響を調べた.
1.細胞密度 溝に直角な薄切切片上での60μm当たりの細胞密度は,溝のない平滑な試料(溝なし試料)では8±2個,表面に幅60μmの溝を付けた試料(60μm試料)では17±3個であった.
2.アルカリフォスファターゼ(Alp)活性 14日目のAlp活性は,60μm試料では60.3±6.7μmol/mg protein/20minで,溝なし試料の46.1±11.3μ mol/mg protein/20minより5%未満の危険率で有意に大きかった.
3.石灰化物の重量 21日目の石灰化物重量は,60μm試料では10.2±2.3mg,溝なし試料の4.4±1.1mgより1%未満の危険率で有意に大きかった.
4.DNA量 21日目のDNA量は,60μm試料では5.2±0.8μg,溝なし試料では4.5±0.7μgで有意な差はなかった.
5.コラーゲンの分布 21日目のコラーゲンの分布は,60μm試料では溝に沿って規則的に整列していたが,溝なし試料では規則性がなかった.
6.まとめ 60μm試料では骨芽細胞の密度が大きく,Alp活性が高く,石灰化物重量も大きかったことから,骨芽細胞の密度が大きいと細胞の造骨活性も高まると考えられた.さらに,骨芽細胞の密度だけでなく,コラーゲンが溝に沿って規則的に整列して細胞の相互作用が高まり,造骨活性が高まったと考えられた.15EA08:7.今後の計画 I,III型コラーゲン及びオステオカルシンに対する免疫組織化学的観察を行う.

URL: 

Published: 1999-03-08   Modified: 2016-04-21  

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