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1997 Fiscal Year Annual Research Report

ヒト関節滑膜マクロファージ様細胞およびマクロファージによるエンドセリン

Research Project

Project/Area Number 08672647
Research InstitutionFukushima Medical University

Principal Investigator

吉田 浩  福島県立医科大学, 医学部・臨床検査医学, 教授 (90045683)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 大原 守弘  福島県立医科大学, 医学部, 講師 (60128543)
今福 裕司  福島県立医科大学, 医学部, 助手 (40254015)
Keywordsエンドセリン / ALP / LDH / 慢性関節リウマチ / 滑膜細胞
Research Abstract

慢性関節リウマチ(RA)患者滑膜より樹立したA型様細胞がエンドセリン、ALP,LDHを分泌することを見出し、その性状を明らかにしてきた。
エンドセリン-1(ET-1)はRIAにて測定した。健常人血清値(n=63)は8±2.6ng/Lである。滑膜細胞から分離したA型とB型細胞、関節液中の多種白血球とリンパ球および培養細胞(HeLaなど)7種について、それらの培養液中のET-1をRIA法にて測定した。A型細胞(6株)培養液では、203〜28ng/L,HeLa細胞が20ng/L,他はいずれも6ng/L以下であった。分泌動態については、分泌液中濃度は培養開始後1日でピークとなり、その後低下した。種々疾患患者血清濃度ついて、RAでは健常人より高値であり、関節液ではRAと変形性関節症患者とでいずれも10ng/L台で有意差は見られなかった。以上より関節液中のET-1は滑膜A型(マクロファージ様)細胞からの分泌が大であると推定された(CCA,1997.ACB,1998.)。
A型細胞培養液について約30種の臨床検査項目を測定した。その中でALPとLDHの上昇が認められた。ALPは200〜1000IU/Lと高く。B細胞培養液では20IU/L以下。電気泳動ではALPはα_<1〜>β域に泳動され、56℃10分の加熱でも安定で、WGLにより約90%が沈降した。ノイラミニダーゼ感受性で、L-シスチンにより抑制されたがL-ホモアルギニンとL-フェニルアラニンにては抑制されない。ALP3型とALP4型とのhybrid型と考えられた。本ALPはRAや変形性関節症(OA)患者の血清や関節液中にも検出され、RAではステージIII〜IV群例により多く見出された。

  • Research Products

    (3 results)

All Other

All Publications (3 results)

  • [Publications] H.Yoshida et al: "Production of endothelin-1 by cultured huma synoviocytes" Clin Chim Act.259. 187-189 (1997)

  • [Publications] H.Yoshida et al: "Endothelin-1 production by human synoviocytes" Ann Clin Biochem. 35. 290-294 (1998)

  • [Publications] H.Yoshida et al: "Heat stable ALP secreted from synoviocytes of patient with RA" 16th IFCC London. (1996)

URL: 

Published: 1999-03-15   Modified: 2016-04-21  

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