1996 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
08672666
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
佐藤 礼子 千葉大学, 看護学部, 教授 (90132240)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
井上 智子 千葉大学, 看護学部, 助教授 (20151615)
水野 照美 千葉大学, 看護学部, 助手 (90261932)
小澤 桂子 千葉大学, 看護学部, 助手 (80261931)
佐藤 まゆみ 千葉大学, 看護学部, 助手 (10251191)
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Keywords | 癌看護 / 癌看護研究 / 癌看護研究分類枠組 |
Research Abstract |
1.癌看護に関する文献の収集 対象文献の収集範囲は、1981年に癌が死亡原因の第1位となり、癌看護に対する社会的要請を受け癌看護研究が次第に増加していったことから、1980年から1995年までとした。また本研究が、癌看護学の構築と共に、癌看護実践の充実をめざしていることから、臨床看護者が看護実践に応用することの多い「原著、研究、事例報告、学術集会における口演。示説」を、本研究における「研究」と操作的に定義した、文献の選択基準は次の4つとした。(1)研究主題が癌看護に関係している、(2)看護者による研究である、(3)目的、方法、結果、考察が記載されている、(4)小児以外の癌患者を取り扱っている。119種類の雑誌(17看護系雑誌、16学会誌、86大学・短期大学紀要)の1980年から1995年までに発行された全冊子に掲載されている研究のうち、上記の選択基準にあうものを選択した結果、1810が対象文献として収集された。 2.看護独自の視点による研究内容についての分類枠組の作成 平成9年度に行う米国の癌看護研究の動向との比較検討を考慮し、米国における癌看護教科書、癌看護研究の優先性に関する研究(1994・米国癌看護協会)等を参考試料として分析・検討した結果、次の12項目からなる看護独自の視点による研究内容についての分類枠組みを作成した。(1)様々な身体的症状に対する看護、(2)心理的社会的精神的な面への看護、(3)継続的看護、(4)変化した形態機能や生活に適応するための看護、(5)治療をうける患者の看護、(6)療養環境に関する看護、(7)特別な状態の患者への看護、(8)家族・介護者に対する看護、(9)情報提供と意志決定に関わる看護、(10)癌の予防・早期発見にかかわる看護、(11)看護サービス・制度、(12)看護職を含む医療関係者の管理・教育。 3.分類枠組による対象文献の分析 現在、1810の対象文献を、研究の種類、研究デザイン、研究内容、対象、データ収集方法、分析方法、結果について分析・分類を行っているところである。
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