1998 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
08672666
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
佐藤 禮子 千葉大学, 看護学部, 教授 (90132240)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
井上 智子 千葉大学, 看護学部, 助教授 (20151615)
小西 美ゆき 千葉大学, 看護学部, 助手 (30292684)
水野 照美 千葉大学, 看護学部, 助手 (90261932)
佐藤 まゆみ 千葉大学, 看護学部, 助手 (10251191)
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Keywords | 癌看護 / 癌看護研究 / 癌看護研究分類粋組 / 癌看護実践 / 癌看護教育 / 癌看護管理 |
Research Abstract |
1. 日本におけるこれまでの癌看護研究の動向調査 1980年から1995年までに行われた癌看護研究は1434件であった.(1)研究の種類は、事例研究が最も多く51.9%、次いで調査研究31.4%であった。(2)研究対象は、患者が最も多く85.6%、次いで家族15.3%であった.(3)データ収集方法は、参加観察と記録が48.9%と最も多く、次いで質問紙22.9%であった.(4)分析方法は、質的分析が最も多く62.1%、次いで量的分析30.6%であった.(5)本研究独自に作成した12項目からなる癌看護研究分類枠組みにより研究内容を分析した結果、「心理・社会・精神面への看護」に関する内容が最も多く39.6%、次いで「特別な状態の患者への看護」に関する内容38.8%であった.更に詳細な知見を得るために、12の分類枠組みごとに内容の分析を行った。 2. 癌看護の充実のために必要な看護研究に関する調査 癌看護実践者701名があげた癌看護の充実のために必要と考える研究課題1651件を、内容の類似性で集めた結果、137種類の研究課題が得られた。研究課題は、「告知」が最も多く14.0%、次いで「精神的・心理的ケア」12.6%であった。癌看護管理者66名があげた癌看護の充実のために必要と考える研究課題166件を、内容の類似性で集めた結果、26種類の研究課題が得られた.研究課題は、「看護婦の継続教育」が最も多く12.0%、次いで「疼痛」10.8%であった。癌看護教育者55名があげた癌看護の充実のために必要と考える研究課題125件を、内容の類似性を集めた結果、43種類の研究課題が得られた。研究課題は、「カリキュラム・教育方法」「緩和ケア」が最も多く10.4%、次いで「告知」7.2%であった. 3. 考察・まとめ 上記1及び2より、癌看護をより発展させるために必要な研究や克服すべき研究上の課題を検討している.
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Research Products
(2 results)
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[Publications] 佐藤まゆみ,水野照美 他: "日本における癌看護研究の動向-様々な身体症状に関する看護研究" 日本がん看護学会誌. 13・特別号. 91 (1999)
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[Publications] 濱田由香,佐藤禮子 他: "日本における癌看護研究の動向と今後の課題-「継続的看護」研究の動向-" 日本がん看護学会誌. 13・特別号. 90 (1999)