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1996 Fiscal Year Annual Research Report

ターミナルケアにおける患者-看護婦関係促進のための実践的知識の研究

Research Project

Project/Area Number 08672680
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Research InstitutionHiroshima University

Principal Investigator

鈴木 正子  広島大学, 医学部, 教授 (10149180)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 岩波 由美子  広島大学, 医学部, 助手 (30284178)
植田 喜久子  広島大学, 医学部, 講師 (40253067)
Keywords緩和ケア / 患者-看護婦(士)関係 / 困難感 / 喜び / セルフモニタリング尺度 / 燃えつき尺度
Research Abstract

ターミナルケアにおける患者-看護婦関係促進のための実践的知識の研究-その1段階として、本年度は平成8年度現在「緩和ケア病棟を有する病院」25施設の緩和ケア病棟の看護婦(士)を対象とし、「看護婦(士)が患者との関係で遭遇する困難感について」アンケートを実施した。
これまで、ターミナルケアと看護婦、ストレスと看護婦などの関連テーマで、いくつかの先行研究があるが、全国の緩和ケア病棟の看護婦を対象とした調査報告は今のところ無い。緩和ケアの場で、患者-看護婦(士)関係の中で看護婦が抱く困難感とは、看護上生じる困難感、看護婦自身が自己の存在を脅かされるような困難感の二つが考えられる。それは看護婦の個人的特性、患者-看護婦(士)関係形成のあり方、看護婦個々人にとってのできごとの意味の差の三側面によって、困難感が生じる理由、困難感を感じる理由、困難感を切り抜けられない理由などに個人差をもって感得されるものと思われる。これまでの研究では、単に個人の能力の問題、疲労と仕事量、質の問題などとして扱われがちであったところを、本研究では専門的アプローチとしての認識から取り組んだ。一方、ターミナルケアは看護婦に困難感ばかりでなく達成感、充実感など喜びをもたらすとの報告もあり、アンケートの中で、困難感を感じた事例及びもしくは喜びを得られた事例の記述を求めることによって、分析可能となることを企図した。
平成8年1月末にアンケート用紙を完成させ、平成9年2月3日付で各施設に配布した。3月11日現在125の回答を回収しており、なお若干の回答追加を待って待機中である。

URL: 

Published: 1999-03-08   Modified: 2016-04-21  

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