看護ケアの適正化を支援する病床嫁働シミュレーションシステムの開発研究

1997 Fiscal Year Annual Research Report

• Project/Area Number: 08672682
• Research Institution: Kagoshima University
• Principal Investigator: 宇都 由美子 鹿児島大学, 医学部・附属病院, 助手 (50223582)
• Co-Investigator(Kenkyū-buntansha): 熊本 一朗 鹿児島大学, 医学部, 教授 (40225230)
• Keywords: 看護ケア / 病床稼働コントロール / シミュレーション / オーダリングシステム / THINK / 看護情報 / 適正配置

Research Abstract

本研究は、病院情報システム(THINK)の各サブシステム間の水平的、有機的な連携を強化し、ホストコンピュータから分析に必要なデータを抽出し、編集した上で、エンジニアワークステーション(EWS)にデータ転送を行い、有効な情報の処理・加工が自由に行えるシステムの開発を行うということを目的としている。
研究2年目の平成9年度には、パーソナルコンピュータ(PC)でグラフィック機能を利用して、シミュレーションシステムを構築した。具体的には、
(1)ホストコンピュータに蓄積されたデータの処理、加工だけでなく、さまざまな要因を付加して、看護ケア(特に看護要員の配置)や病床稼動がどのように展開するか予測できるように、また、どのように制御できるかなどシミュレーションシステムを開発した。
(2)看護ケアや病床稼動の適正化を支援する資料としての出力系の充実を図った。

Research Products

• [Publications] 宇都 由美子: "病院トータルシステムと看護情報システム" 看護にいかす情報システム. 120-132 (1996)
• [Publications] 宇都 由美子: "看護情報の標準化による高齢者看護ケアに関する研究" 医療情報学. 16(3). 189-194 (1996)
• [Publications] Yumiko UTO: "Study on Nursing Care for Elserly Patients by Standardization of Nursing Information" The Journal of the Japan hospital Association. 15. 43-48 (1996)
• [Publications] 宇都 由美子: "看護管理者に求められる経営を意識した情報活用" ヘッドナース. 11(3). 46-54 (1997)
• [Publications] 宇都 由美子: "高齢者ケアに情報を活用する方法論" 新医療. 24(2). 86-88 (1997)