1996 Fiscal Year Annual Research Report
痴呆性老人のためのグループホーム作りとケアの効果に関する実証的研究
Project/Area Number |
08672694
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Health Sciences University of Hokkaido |
Principal Investigator |
中島 紀恵子 北海道医療大学, 看護福祉学部, 教授 (90009613)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大里 外譽郎 北海道医療大学, 看護福祉学部, 教授 (30000912)
山田 律子 北海道医療大学, 看護福祉学部, 助手 (70285542)
北川 公子 北海道医療大学, 看護福祉学部, 講師 (30224950)
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Keywords | 痴呆性老人 / グループホーム / 免疫学的評価 |
Research Abstract |
グループホーム(GH)におけるケアの効果を追求することを目的に、研究初年である今年度は、対象施設との研究協力体制作り、既存資料の点検、並びに免疫学的な基礎評価を行った。研究対象は、1996年7月に開設された特別養護老人ホーム幸豊ハイツに併設するGH入居者8名のうち軽度〜中等度の痴呆性老人女性6名とした。いずれも特養からの移行者であり、GH入居前、入居後1週間、3カ月、6カ月の状態をHDS-R、GBSスケール、生活健康スケールを用いて評価した。また、6カ月目の免疫機能を調べたところ、いずれの入居者も正常より低い値であることが確認された。 今後、これらの結果をさらに詳細検討するとともに、1997年4月に入居者が再び特養に戻るため、その後の心身状態並びに免疫機能を追跡評価し、変化を検討する予定である。
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