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1997 Fiscal Year Annual Research Report

母体へのストレス刺激が胎仔の脳活動に及ぼす影響

Research Project

Project/Area Number 08680016
Research InstitutionHyogo University of Teacher Education

Principal Investigator

松村 京子  兵庫教育大学, 学校教育学部, 教授 (40173877)

Keywords妊娠ラット / 発熱 / 胎仔 / プロスタグランジン / シクロオキシゲナーゼ-
Research Abstract

前年度において、母体ほのLPS注射による刺激が胎仔ラットの脳活動に及ぼす影響を調べた。その結果、母体へのLPS注射では胎仔脳でc-fos陽性細胞は認められなかった。これは妊娠末期における母体の発熱反応が抑制されたということに起因している可能性が明らかとなった。
そこで本年度においては、その原因を探る目的で、母体の発熱反応抑制反応について研究を進めた。
妊娠末期の母ラットにLPSを投与したが、発熱が抑制された。その時の脳脊髄液中のプロスタグランジン(PG)を測定すると、LPSによる増加がvirginラットと比べて少なかった。さらに、PG合成に関与するシクロオキシゲナーゼ(COX)の視束前野及びその近傍のくも膜下腔での発現を調べたところ、母ラットの脳において、LPSにより誘導されたCOX-2陽性細胞の数がvirginラットの場合と比べて有意に減少していた。
以上のことから、妊娠末期ラットにおける発熱反応の減弱は、PG産生系の抑制が関与していることが明らかとなった。

URL: 

Published: 1999-03-15   Modified: 2016-04-21  

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