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1996 Fiscal Year Annual Research Report

運動中の動脈血圧はなぜあがるのか-筋の機械受容器反射による調節-

Research Project

Project/Area Number 08680117
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Research InstitutionNara Women's University

Principal Investigator

定本 朋子  奈良女子大学, 文学部, 助教授 (30201528)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 藤倉 素子  奈良女子大学, 文学部, 講師 (30220198)
平井 タカネ  奈良女子大学, 文学部, 教授 (30107346)
Keywords動脈血圧 / 心拍数 / カテコールアミン / 機械的情報 / 反射性制御
Research Abstract

筋収縮に匹敵しかつ代謝産物を生成しない「受動的筋伸展(機械受容機刺激)」が、交感神経活動(カテコールアミン)、心拍数(HR)、動脈血圧(MAP)に及ぼす影響について、麻酔ネコをもちいて検討した。ラミネクトミ-手術による脊髄前根に埋めた電極により、下腿三頭筋を電気刺激し等尺性筋収縮(収縮時間1.5分)を起こさせ、この時の発揮張力に等しい張力まで、筋を受動的に伸展させたコントロール条件、さらに活動筋からの求心性情報のブロック条件と副腎摘出条件においても、コントロール条件と同様の手続きにしたがって筋の受動的伸展を行った。その結果、筋の受動的伸展は伸展開始とほぼ同時に、HRおよびMAPの上昇を引き起こし、またカテコールアミンも有意に上昇させた。しかし、筋からの求心性情報をブロックすることにより、HR、MAP、およびカテコールアミンの上昇は消失した。また、副腎摘出により同様にこれらの変化は見られなくなった。これらの結果から、筋の機械的刺激が求心性感覚神経を介して反射性にHR、MAPおよびカテコールアミンの応答を制御していることが示唆された。また、カテコールアミンを放出している主要な器官は副腎であることも示され、骨格筋-機械的受容器-反射性求心性情報-副腎という反射性経路の存在が示唆された。

URL: 

Published: 1999-03-08   Modified: 2016-04-21  

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