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1997 Fiscal Year Annual Research Report

「教材生物の簡便な栽培、培養法」の基礎を固める

Research Project

Project/Area Number 08680193
Research InstitutionMIYAGI UNIVERSITY OF EDUCATION

Principal Investigator

田幡 憲一  宮城教育大学, 教育学部, 助教授 (00236720)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 平吹 喜彦  宮城教育大学, 教育学部, 助教授 (50143045)
見上 一幸  宮城教育大学, 教育学部, 教授 (90091777)
後藤 伸治  宮城教育大学, 教育学部, 教授 (60005791)
Keywords生物教育 / 教材生物 / 栽培法 / 培養法 / シアノバクテリア / シロイヌナズナ / 水中微小生物 / タラノキ
Research Abstract

1 シアノバクテリアの簡易な培養法について検討し、pHを9から11に調製した微粉ハイポネックス水溶液に空気を通気することにより、検討した4種類のシアノバクテリアが簡易に培養できることを示した。
2 シアノバクテリアの培養時の形態変化と環境への応答から、窒素固定や、生活史、細胞分化などの学習の材料としての取り扱いを検討した。
3 微細藻類の簡易な培養にしばしば使われる市販のミネラルウォーターの性質にボルボックスが鋭敏に反応することを明らかにし、この現象を利用して水環境を学ぶ教材の開発を行った。
4 水中微小生物の簡易培養法に関する研究を、これまで開発を行ってきたCD-ROM「水中微小生物図鑑ver. 4」に組み入れた。
5 シロイヌナズナの教材利用について検討し、生活環を速やかに回転させるためにはWS系統をクランツ液で栽培することが適用であることを明らかにした。
6 シロイヌナズナの多くの種子を得るためには、ランズベルグ系統またはコロンビア系統をクランツ液で栽培することが適当であることを明らかにした。
7 シロイヌナズナをラボライト光と白色光で育てたところ、紫外線の影響によりラボライト光で育てた場合により大きく成長するとともに速やかに老化することを明らかにした。
8 低木の一種であるタラノキが、校庭などの人為的影響の大きい箇所でも成育することを示し、生態系と生活や文化との関わりを総合的に学習する教材としての可能性を指摘した。
これらの成果は、小学校や高等学校、科学館に勤務する教諭、指導主事の協力で実践的な検討を経て得られたものであり、教育実践への普及が期待される。

  • Research Products

    (3 results)

All Other

All Publications (3 results)

  • [Publications] 田幡憲一: "探究活動の素材としてのシアノバクテリア" 遺伝. 50 (9). 58-62 (1996)

  • [Publications] 後藤伸治: "シロイヌナズナ、実験生物物語" 遺伝. 51 (6). 66-69 (1997)

  • [Publications] Hirabaki,Y.: "Comparison of the soil-surface temperature among three microsites in and outside of a tree gap" Saoto Ho-onkai Mus.Nat.Hist.,Resd.Ball. 65. 27-35 (1997)

URL: 

Published: 1999-03-15   Modified: 2016-04-21  

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