1996 Fiscal Year Annual Research Report
コンピュータ間での、リスニングテスト教材の送付による遠隔地学習者支援の研究
Project/Area Number |
08680307
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Rikkyo University |
Principal Investigator |
小林 悦雄 立教大学, 大学教育研究部, 助教授 (40132089)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
早瀬 光秋 三重大学, 教育学部, 助教授 (80132330)
長島 忍 立教大学, 経済学部, 助教授 (90126136)
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Keywords | リスニング教材 / 英語教材 / 遠隔地学習支援 / ホームページ / ダウンロード用英語教材 / 英語教育とコンピュータ |
Research Abstract |
電子教材の保存と取り出しのためのサーバーを、今年度科学研究費補助金予算で購入設置し、実験用のRとLの発音の聞き分けの練習問題を配付用教材として小林のホームページに置き、小林の自宅と、三重大学の早瀬助教授の研究室からダウンロードを試みた。 この教材はハイパーカードで作製したもので、rightとlightが不規則の順番で発音され、学習者はコンピュータ上でどちらかを選択するのであるが、正解だと10点が与えられる。五回の試行後、学習結果が記録された教師への送付用ページが自動的に作製される。 早瀬はこの学習記録ページをe-mailに送付して小林まで送付して、小林はそれを自宅、また研究室のコンピュータで受信して早瀬の学習記録内容を確認することができ、研究予定の実験的段階を終了した。これによって、簡単なリスニング教材はホームページ上に置き、コンピュータがインターネットに接続されている環境であれば、教材の提供が容易であることも実証された。 また、小林は12月から3月までのイギリスにおける海外研究出張を利用して、ポ-ツマス大学から、リーディングと作文授業のための電子教材を、今回購入したサーバーに送付して、学習者のためのホームページを構築した。これによって、海外からでも、インターネットに接続されている端末コンピュータから教材を短時間に送付して、多数の学習者に提供できるようになり、遠隔地学習者の学習支援をより緊密な状況で行えることが確認できた。 次年度は、長島助教授と共同で開発中であるホームページ上でのリスニング学習活動が行える教材を作製し、ダウンロードをしなくても、学習活動ができ、しかも、その個々の学習者の学習記録がサーバー上で確認できる環境を設定する計画である。
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