1996 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
08680337
|
Research Institution | The Institute of Statistical Mathematics |
Principal Investigator |
中村 隆 統計数理研究所, 調査実験解析研究系, 助教授 (20132699)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
前田 忠彦 統計数理研究所, 調査実験解析研究系, 助手 (10247257)
坂元 慶行 統計数理研究所, 調査実験解析研究系, 教授 (50000211)
|
Keywords | ベイズ型コウホ-トモデル / 日本人の国民性調査 / 継続的社会調査 / 累積ロジットモデル / 異なり回答 / 再コーディング |
Research Abstract |
1.自由回答項目データについて (1)継続的な社会調査における自由回答項目について,事後コーディングを今日的観点から見直して,再コーディングを行なう方法について検討した. (2)第1次〜第9次の国民性調査の自由回答項目について,個票にもどって回答をテキストデータとして再入力し,データベース化を行なった. (3)回答内容を吟味・検討して,表記の揺れの統合法,異なり回答の抽出など,事後コードを再構成する方法を開発・適用した. (4)既存のコードと再コードを比較し,回答分布の傾向について検討した. 2.順序尺度項目データについて (1)順序尺度項目を1つの項目として分析する累積ロジットモデルについて研究した. (2)上記をベイズ型コウホ-トモデルとして実現した. 3.これまで分析が十分でなかった自由回答・順序尺度項目データに対してベイズ型コウホ-トモデルを適用し,戦後昭和期から平成にわたる日本人の意識変化の動態について新たな知見を得た.
|