1997 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
08680428
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Research Institution | Kanazawa University |
Principal Investigator |
木村 春彦 金沢大学, 工学部・電気情報工学科, 教授 (60141371)
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Keywords | 老人介護 / ふるまい / ガスセンサ / 推論 / 汚染ガス |
Research Abstract |
1.アンモニアセンサ,一酸化炭素ガスセンサ,窒素酸化物センサの各出力を可燃性ガスセンサの出力で割った値(NDV)によりガス状室内空気汚染物を同定した。 2.日常時の室内空気汚染度を推論し,測定した空気汚染度と比較ができるシステムを発展させ,信頼度を向上させた。また,外乱にも耐え得るようにした。 3.4種類の酸化スズ系ガスセンサに周波数解析法を用いて,人間の就寝中の特性を明らかにした。 4.複数の酸化スズ系ガスセンサを用いて,独居老人が平常時と同じパターンで活動しているかどうかを検知するシステムを開発した。 5.ガスセンサの出力応答信号から抽出した駆動信号を用いて,人間の振る舞い認知の可能性を示した。 6.6種類のガスセンサを用いて,家庭内で発生しやすい9種類のガス状室内空気汚染物を同定し,その内,危険なガスに対しては濃度まで出力するシステムを開発した。
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Research Products
(7 results)
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[Publications] 大藪多可志: "新しい室内空気汚染検知システムの開発" 計測自動制御学会論文集. Vol.32,No.7. 1121-1128 (1996)
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[Publications] T.Oyabu: "Identification for gaseous indoor air-pollutants using NDV" Sensors & Actuators. B,35-36. 308-311 (1996)
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[Publications] 大藪多可志: "プロダクションシステムを用いた相対的室内空気汚染の測定" 電気学会論文誌E. Vol.117-E,No.5. 243-249 (1997)
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[Publications] 大藪多可志: "複数の酸化スズ系ガスセンサによる独居老人世帯モニタリング" 電気学会論文誌E. Vol.117-E,No.6. 314-320 (1997)
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[Publications] T.Oyabu: "Detection of Gaseous Indoor-Air pollution using Multisensor System" Sensors & Materials. Vol.9,No.3. 177-186 (1997)
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[Publications] 大藪多可志: "マルチガスセンサシステムによる室内空気汚染ガス種の認知と濃度測定" 電気学会論文誌E. Vol.118-E,No.2(未定). (1998)
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[Publications] 広林茂樹: "ガスセンサ応答信号における流体伝達場の線形性" 電気学会論文誌E. Vol118-E,No.2(未定). (1998)