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1996 Fiscal Year Annual Research Report

コンピュータ画像診断支援システムの診断精度に対する寄与に関する研究

Research Project

Project/Area Number 08680430
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Research InstitutionNagoya University

Principal Investigator

池田 充  名古屋大学, 医学部, 助教授 (50184437)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 石垣 武男  名古屋大学, 医学部, 教授 (60094356)
山内 一信  名古屋大学, 医学部, 教授 (90126912)
Keywordsコンピュータ診断支援 / ROC解析 / Brierスコア
Research Abstract

1.乳房画像診断に関して、CADによる診断支援の影響を判定するための基礎データとして、マンモグラフィーの医師の読影精度と所見の取り方の一致度についての検討を行った。収集した300乳房のマンモグラフィー(内、乳癌は49乳房)を使用し、医師25名による読影実験行った。所見の取り方の一致度については、星芒状腫瘤、限局性平滑腫瘤、石灰化像、乳腺実質の乱れの有無について検討した。読影精度については、読影者間で統計的に有意に差がある結果となった。この読影者間の読影精度の差の要因について分析したところ、読影経験枚数によって有意な差が認められ、また、経験豊富な放射線科医が、経験の浅い放射線科医に比較して有意に優れているという結果となった。所見の取り方の一致度については、石灰化像の有無は、その他の所見に比較して一致度が有意に高く、乳腺実質の乱れについては一致度が全くみられない結果となった。星芒状腫瘤、限局性平滑腫瘤の有無は、経験豊富な放射線科医が、経験の浅い放射線科医より一致度が高かったが、石灰化像の有無については、逆の結果となった。今後、CADによる診断支援がこれらの指標にどのような影響を与えるかについて、検討を進めていく。
2.胸部ヘリカルCT画像に関して、CADによる診断支援の影響を判定するための基礎データとして、同CT画像内の結節影に関する医師の読影精度に関する検討を行った。今回この目的を達成するために、疑似結節影を正常構造内に埋め込む方式についての検討を行い至適と思われる条件を求め、それについての読影実験を行った。今後、CADによる診断支援が、疑似結節の読影精度にどのような影響を与えるかについて、検討を進めていく。

URL: 

Published: 1999-03-08   Modified: 2016-04-21  

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