1998 Fiscal Year Annual Research Report
文化が経済的意思決定に与える影響について:実験経済学による国際比較
Project/Area Number |
08680449
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
西條 辰義 大阪大学, 社会経済研究所, 教授 (20205628)
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Keywords | 多文化 / 実験経済学 / 実験システム / 国際化されたソフトウェア / マルチリンガル化されたソフトウェア |
Research Abstract |
今年度の活動はシステムバージョンアップとソフトウエア開発: 1. 被験者と開発の環境を改善するためにシステムバージョンアップした:クライエントのOSはWindows95をWindows98に、サーバーOSはWindowsNT3.5をWindowsNT4.0に、新しいサーバー機械をインストールした。そしてPDS・OSのLlnuxを付加導入した。 2. 分散実験システム・プロトコル開発を続けた:WWWで繋げたワークステーションの間の通信プロトコルを作ってPerl言語でブロトタイブを実現した。簡単な実験プロトコールは成功でしたが参加者の多い実験または各被験者が多くの決定をしなければならない実験の場合には速さが足りないのでC++言語ヘポートして効率改善をはじめた。 ラボ内の検査を実施した。 3. Robert Rosenthal氏の「ムカデ・ゲーム」を日本人の被験者で行うためにプログラムを作成中。このゲームは現在のゲーム論に意味深いもので被験者の意志決定の合理性か非合理性かをはっきり分けるので。 4. 多母語の被験者の相互作用の実験を行うために経済実験システムのマルチリンガル化をはじめた。クライント・システムの方は国際化されたシステム(つまり同じプログラムで複数の言語が取り扱えること)が十分であるが実験サーバーシステムや開発システムではマルチリンガル・システム(同時に多国語が取り扱えること)が必要と明らかになった。 その面ではWindows系機械が足りなく、サーバーや開発機械のOSをPDS・OSのLinux(リナックス)に変えることになった。Linux上の国際化・マルチリンガル化された環境を改善し、開発はうまくできるようになった。ところで、Windows95・NTより安定なシステムと明らかなった.
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[Publications] スティーヴェン・ジョン・ターンブル: "Alphabet Soup: The Internationalization of Linux,Part I" Linux Journal. 60号. 30-38 (1999)
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[Publications] スティーヴェン・ジョン・ターンブル: "Alphabet Soup: The Internationalization of Linux,Part II" Linux Journal. 61号 (未定). (1999)