1996 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
08680512
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
|
Research Institution | Seikei University |
Principal Investigator |
宮本 健郎 成蹊大学, 工学部, 教授 (60023701)
|
Keywords | スクレイプ・オフ・層(SOL) / ダイバータ- / トカマク / 密度上限 |
Research Abstract |
トカマク・プラズマの電子密度上限n_<crit>^<12>関する実験的比例則としてGreen wald limitが広く用いられている.この比例則には加熱入力依存性を反映していないし,その理論的裏づけはないように思われる.また国際熱核融合実験炉ITERの標準パラメーターの密度はGreen wald limitの1.2〜1.5Xである.したがつて密度上限に関する仮題は重要である.平成8年度に行なった研究実績は以下のとおりである. ○トカマクのスクレイプ・オフ・層(SOL)における運動量,エネルギーの輸送方程式を,簡単化されたスラブ・モデルに適用したいく かの論文をレビューし,これらの問題点を解析した. ○トカマク・SOLに関する実験データーを集積し,SOLスラム・モデルから得られる結果と実験データーを比較・検討し,その妥当性を評価した.
|
-
[Publications] K,Miyamoto: "Direct Ion Orbit Loss near the Plasma Edge of a Divertor Tokamak in the Presence of Radial Electric Field" Nuclear Fusion. 36. 927-938 (1996)
-
[Publications] 宮本健郎: "核融合をめざしたプラズマの研究" 日本物理学会誌. 51. 549-556 (1996)