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1996 Fiscal Year Annual Research Report

都市河川河口域の底泥中での石油系炭化水素の分解浄化能力の評価

Research Project

Project/Area Number 08680551
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Research InstitutionTokyo University of Agriculture and Technology

Principal Investigator

小林 晶子 (山根 晶子)  東京農工大学, 工学部, 助手 (80186725)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 村上 昭彦  東京農工大学, 工学部, 教授 (20015043)
Keywords石油系炭化水素 / 嫌気的分解 / 好気的分解 / 底泥 / 微生物浄化 / 存在量 / 最大分解速度 / 環境因子
Research Abstract

日常生活の中に石油化学製品が広く入ってきている現在、都市河川での石油系炭化水素の汚濁は避けられない状況下にある。一方、都市河川における石油系炭化水素の底泥中の微生物による分解浄化についての知見はほとんど集積されていない。都市河川である多摩川河口域底泥において、石油系炭化水素の最大分解速度を検討することを目的とした。
多摩川で採取した底泥は、底泥:河川水=1:1(v/v)に混合して底泥スラリーを調製した。この底泥スラリー10mlに石油系炭化水素を添加し、一定期間培養後、ガスクロマトグラフィーで定量した。
その結果感潮域である大師橋直下の底泥について、嫌気的条件下で振盪培養および静置培養でヘキサデカンおよびアントラセンの微生物分解速度を把握した。底泥の最大分解速度を評価する上において、従来好気培養の場合と同様振盪培養で評価していたが、本実験の結果から嫌気条件下において静置培養で評価した方が最大分解速度としては適切であることが明らかになった。本実験結果をさらに確認するために、低い振盪回数の条件で同様に検討した結果、低振盪の条件では、静置と振盪の中間に曲線が位置していた。本実験と並行して、分解菌数を計測したところ、分解菌数も分解速度同様に振盪、低振盪、静置の順に菌数が高くなっていた。さらに最大分解速度と分解菌数は嫌気条件下では、振盪培養よりも静置培養の方が大きな値を得ることができることを確認した。

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Published: 1999-03-08   Modified: 2016-04-21  

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