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1997 Fiscal Year Annual Research Report

住民参加による身近な都市環境の調査とアメニティ評価

Research Project

Project/Area Number 08680567
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Research InstitutionTokyo Gakugei University

Principal Investigator

小川 潔  東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (70133113)

Keywords環境調査 / 住民参加 / 環境評価 / アメニティ
Research Abstract

1.身近な環境の簡易測定法の検討
(1)気温の簡易測定法
前年度試行した気温測定用具の制度を、実験的にアスマン乾湿計で検定した結果、誤差がほとんどなく、実用に十分たえることがわかった。
2.身近な環境調査の実施
(1)大気汚染と住環境との関係
交通量の多い道路と、そこから派生する路地および道路に接する植樹帯のある公園における大気汚染物質(NOX)の濃度を簡易法で測定した結果、路地では大気汚染物質(NOX)の濃度が20%程度、また道路際の植樹の近傍では50%程度減衰していて、建物や植樹の効果が顕著であることがわかった。
(2)水環境についての啓発
住民を対象に、地域にある井戸水の効き水会を実施し、日常的に好まれている井戸の水が高い評価を得た。また、地域の水域の浄化のため、自治体による浚渫工事の前後の水質モニタリングを行った。
(3)アメニティ評価の試行
前年度行った上野公園の地点評価の方法を既存の手法と比較するため、写真による地点評価の試行を複数回行なった。その結果、写真では海により個々の地点の評価のばらつきが大きいこと。被検者への情報が限定されること、歴史性などが伝わりにくいことが明らかとなった。また、現場でも写真でも、評価の高い地点において安心感が高い相関で出現することは、安心感が地点評価の基準となっていることを示唆している。

URL: 

Published: 1999-03-15   Modified: 2016-04-21  

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