1997 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
08680661
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Research Institution | YOKOHAMA CITY UNIVERSITY |
Principal Investigator |
三浦 恵 横浜市立大学, 医学部, 助教授 (60157427)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中井 俊樹 横浜市立大学, 医学部, 助手 (20270712)
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Keywords | ペルオキシソーム / アシルCoAオキシダーゼ / ウリカーゼ / 分子シャペロン |
Research Abstract |
(1)サイトソ-ルの蛋白性因子の解析--ミトコンドリアをはじめとする他のオルガネラ蛋白質の局在化においてサイトソ-ルに局在化に必須の因子が存在することが報告されている。熊本大学の寺田等はオルニチントランスカルバミラーゼ(OTC)がミトコンドリア移行の際に、OTCの翻訳時にHsc70が存在すると効率よくOTCがミトコンドリアへ移行することからOTCのミトコンドリア移行可能なコンフォメーションを保つのにHsc70が重要な役割を担っていることを報告しているが、ペルオキシソーム蛋白質の場合にも同様な現象が見られるかをアシルCoAオキシダーゼ(AOX)を用いて検討したところHsc70の関与はないことが判明した。そこで申請者はAOXの試験管内インポート系を利用してウサギ網状赤血球溶血液中の因子を分離精製を試みているが精製途中でAOXのペルオキシソーム移行促進活性が失われてしまい、現在、分離精製をさらに試みている。 (2)蛋白質膜透過装置の解析--申請者等は絶化したペルオキシソームをオクチルグルコシドで可溶化後、オクチルグルコシドを除去することによりプロテオリポソームを再構成することには成功したが、このプロテオリポソームをペルオキシソームの代わりに用いてAOXの試験管内インポートを試みたが成功するには至っていない。現在プロテオリポソームの作製法を再度検討中である
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