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1996 Fiscal Year Annual Research Report

神経分化に伴って誘導される転写因子のリン酸化酵素とシグナル伝達経路の研究

Research Project

Project/Area Number 08680852
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Research InstitutionThe Institute of Physical and Chemical Research

Principal Investigator

平田 洋子  理化学研究所, 運動遺伝子研究チーム, フロンティア研究員 (50271523)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 木内 一壽  理化学研究所, 運動遺伝子研究チーム, チームリーダー (30135339)
KeywordsNGFI-B kinase / Protein kinase C beta
Research Abstract

ラット脳(8-10週令、約60g)よりNGFI-B kinase Iを精製した。100,000xg上清をDEAE-Sephacel,Phenyl-Sepharose,Bio ScaleQ20,Superose6,NGFI-B327(O)-Sepharose(アフィニティークロマトグラフィー)によって約544倍に精製した。分子量は52kDaであった(p52NGFI-B kinase)。精製標品をSDS-PAGEで電気泳動後、PVDF膜にエレクトロブロッティングし、マイクロシークエンスによりN末端のアミノ酸配列を決定した。その結果、p52NGFI-B kinaseのN末端は、QGTKAPEXKTANTであり、この配列はプロテインキナーゼC betaの312残基めからに一致した。そこで、p52NGFI-B kinaseがプロテインキナーゼC betaのフラグメントであるか否かを調べるために、ウエスタンブロッティングを行った。プロテインキナーゼC beta1及びプロテインキナーゼC beta2のC末端抗体(Santa Cruz社)によって、p52NGFI-B kinaseは認識されたが、プロテインキナーゼCのhinge region(292-317残基)に結合するモノクロナル抗体(Santa Cruz社)では認識されなかった。これらの結果はp52NGFI-B kinaseがプロテインキナーゼC betaのC末端フラグメントであることを示唆している。これはプロテインキナーゼC betaのN末端側の調節ドメインを欠いたキナーゼドメインに相当し、従って、カルシウムイオンおよびホルボールエステルによる調節をうけない活性型であると考えられる。

URL: 

Published: 1999-03-08   Modified: 2016-04-21  

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