1996 Fiscal Year Annual Research Report
脳型リアノジン受容体の電気生理学的、遺伝子工学的研究
Project/Area Number |
08680899
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Research Institution | Fukuoka University |
Principal Investigator |
上原 明 福岡大学, 医学部, 助手 (60140745)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小川 皓一 福岡大学, 医学部, 助教授 (60078780)
緒方 繁憲 福岡大学, 医学部, 助手 (30131816)
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Keywords | リアノジン / 小胞体 |
Research Abstract |
ウサギ脳型リアノジン受容体に着目し、単一チャネル電流を人工脂質膜法およびパッチクランプ法により測定し、上記の研究目的を達成するため以下の実験を行った。 (1)脳型リアノジン受容体が高密度に局在するとされる、綿状体、視床、海馬などの脳の特定領域から抽出したnativeリアノジン受容体蛋白標品を用いて、単一チャネル電流を記録し、電気生理学的諸性質を明らかにした。 (2)同一の脳型リアノジン受容体が発現するとされる大動脈、子宮、膀胱、食道等々の平滑筋のnative標品を用いて同様の実験を行った。 (3)脳型リアノジン受容体を心筋型や骨格筋型の他の2つのタイプと区別するために、最も重要な性質と思われる脳型リアノジン受容体のカフェイン非感受性の分子機構を明らかにした。同機構について、単一チャネル電流のみならず、^<45>Ca^<2+>efflux現象や蛍光色素法による小胞体Ca^<2+>イオン放出現象も観察した。 (4)まとめとして、脳型、心筋型、骨格筋型リアノジン受容体の3種のアイソフォーム間で単一チャネル電流レベルの諸々の特徴を徹底的に比較し、各タイプに特有な性質と共通の性質を整理した。
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