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1997 Fiscal Year Annual Research Report

腸管神経節欠損ラットの原因遺伝子解析と薬理試験への応用

Research Project

Project/Area Number 08680910
Research InstitutionNagoya City University

Principal Investigator

安居院 高志  名古屋市立大学, 医学部, 助教授 (00212457)

Keywordsエンドセリンレセプター / 腸管神経節欠損ラット / 骨髄ストローマ細胞 / IL-6 / PACAP / VIP
Research Abstract

前年度の研究結果より腸管神経節欠損ラットはエンドセリンタイプBレセプターEDNRBゲノムの一部欠欠によりEDNRBの発現が極度に減少していること、またその欠失の結果異常なmRNAのスプライシングが起こり第2エクソンの殆どが欠失したmRNAを産生することが判明した。この欠欠した部分はレセプターのシグナル伝達に重要な部位であることから、たとえ少量ながらレセプターが発現したとしてもリガンドの結合によるシグナルの伝達は行われないことが予想された。そこでこのラットをエンドセリンの薬理学的解析に用いることとした。エンドセリンの血圧に対する作用は既にこれまで多くの研究がなされているので、その他の作用について調べることとした。我々は以前にラット骨髄ストローマ細胞からのIL-6分泌がエンドセリンにより調節を受けていることを既に報告しているので、この作用を腸管神経節欠損ラットを用いて解析を試みた。しかしながら理由は分からないが、ヘテロ及びワイルドタイプコントロールラットにおいてもエンドセリンによるIL-6分泌の増強が見られなかった。従ってこのミュータントラットを使ってのエンドセリン刺激による骨髄ストローマ細胞からのIL-6分泌の実験はできなかった。しかしながら、我々はこれとは別に他の血圧調節ホルモンvasoactive intestina peptide (VIP)及びpituitary adenylate cyclase activating polypeptide (PACAP)が第3のPACAP/VIPレセプターを介してラット骨髄ストローマ細胞からのIL-6分泌を増強させていることを発見することができた。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] Yiqiang Cai: "Pituitary adenylate cyclase activating polypeptide (PACAP) and vasoactive intestinal peptide (VIP) stimulate interleukin-6 production through the third subtype of PACAP/VIP receptor in rat bone marrow derived stromal cells" Endocrinology. 1361・6. 2515-2520 (1997)

URL: 

Published: 1999-03-15   Modified: 2016-04-21  

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