1996 Fiscal Year Annual Research Report
子宮体癌の増殖制御機構とBcl-2,Box.蛋白及びホルモンレセプター発現の解析
Project/Area Number |
08770136
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Research Institution | Kitasato University |
Principal Investigator |
三枝 信 北里大学, 医学部, 講師 (00265711)
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Keywords | apoptosis / cell proliferation / bcl-2 / ER / PR / endometrial corinoma |
Research Abstract |
103症例の子宮内膜癌、15例の正常子宮内膜及び26例の内膜増殖症例について、免疫組織学的にbcl-2,estrogen及びprogesterone receptors(ER and PR)の発現を検索し、これらの結果とapoptosis及び細胞増殖能について併せて検討した。内膜癌は、組織学的な増殖パターンよりtubular and solid cpmponentsに亜分類した。tubular componentにおけるbcl-2,ER,PRの発現は、solid groupのそれらと比較して有意に高く、かつ、組織学的悪性度と負の相関を示した。bcl-2のimmunoreactive scoreは、PR scoreと正の相関を示した。Apoptotic and mitotic indices(AI and MI)は、solid areaにおいてtubular areaよりも有意に高値を示した。tubular areaにおいて、bcl-2のhigh score groupのAIは、low or negative score groupのそれと比較して有意に低値を示した。以上の結果から、内膜癌におけるbcl-2の発現は、主にPR発現と協調しながらapoptosis抑制に働くことが示唆された。また、apoptosisは腫瘍の増殖パターンや組織学的分化度に関係していた。
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Research Products
(1 results)