1996 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
08770251
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Research Institution | Shiga University of Medical Science |
Principal Investigator |
西川 尋美 滋賀医科大学, 医学部, 助手 (50200689)
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Keywords | 養護学校教員 / 労働負担 / 腰痛 / 頸肩腕障害 / 作業姿勢 / チェックリスト |
Research Abstract |
養護学校での労働態様は、児童の障害の種類、重症度、生活能力と教育課題、作業環境要因などの組み合せによって決まるため、腰痛・頸肩腕障害予防のためには、教員自身がリスク評価および作業改善を行う能力を身につけることが最も効果的である。 そこで、ビデオによる作業姿勢分析とチェックリストを用いて、養護学校教員の労働負担改善のプログラムを試行した。 1方法・対象 疫学調査より問題指摘率の高かった給食介助について、養護学校の小、中、高等部より重症児クラスを抽出して対象とし、介助姿勢を中心に撮影したビデオを教材に、教員に予め開発した腰痛・頸肩腕障害の発症リスクに関する簡便なチェックリストを用いて集団で評価させ、その後、各教員が具体的な改善を実施させた。改善効果の評価は、改善前後の作業姿勢で分析し不良姿勢の出現状況および教員の主観的評価の変動により行った。 2結果 ビデオを教材にしチェックリストを用いたことで、対象クラスだけでなく全校的な作業姿勢の点検と改善が行われた。また、作業姿勢の改善以外にも業務の分担や業務構成が改善され、教員からも良好な評価を得た。今後、労働負担改善おプログラムの定式化、チェックリストの整備、簡便に作業姿勢を計測できる手技の開発を進める予定である。
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