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1996 Fiscal Year Annual Research Report

旋回培養法を用いた巨包の再構築と移植試験

Research Project

Project/Area Number 08770932
Research InstitutionKitasato University

Principal Investigator

武田 啓  北里大学, 医学部, 講師 (20197297)

Keywords細胞培養 / 毛根 / 移植 / ラット
Research Abstract

単離した細胞からin vitroおよび,in vivoで毛包組織を再構築する系について、旋回培養法,浮遊培養法,および移植試験を行い検討した。胎生15〜16日目のSprague-Dawley ratの頬髭を含む上口唇皮膚を実体顕微鏡下に採取し0.25%trykpsin処理にて細胞を単離した。得られた細胞を旋回培養用のmediumとして作成したDMEM+Ham'sF12(1:1)87%,FBS 10%,chick-embryoextract 3%を用い細胞浮遊液とした後、35mm dishに1.5×10^6cells/dishの細胞を播種した。さらに,約20時間,Rotary shakerを用いて、37℃,60rpmの条件で旋回培養を行った。旋回培養によって得られた細胞の集塊をcollagen-coated-Nudepore上に移し、浮遊培養用として作成したmedium,DMEM+Ham'sF12(1:1)90%,FBS10%で7日間浮遊培養を行なった。HE標本を作成し、それらを組織学的に観察した。さらに、移植試験として、5〜6週令のrat背部全層欠損創にsilicone製のchamberを埋め込み、周囲からの皮膚および皮膚付属器などの組織の侵入を防いだ創面を移植床として作成し、chmber内の肉様膜上に、旋回および浮遊培養によって得られた細胞の集塊を移植し、組織学的に観察した。in vitroおよび、in vivoの系いずれも分化が促進され、移植後の組織像では外毛根鞘、内毛根鞘毛乳頭細胞を有する再構築された毛包構造が観察された。旋回培養によって完全に単離された細胞からの毛包再構築が可能であった。

URL: 

Published: 1999-03-08   Modified: 2016-04-21  

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