1996 Fiscal Year Annual Research Report
金属酵素阻害剤による腎細胞癌の浸潤・転移抑制の研究
Project/Area Number |
08771248
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
冨田 京一 東京大学, 医学部・附属病院, 助手 (20272578)
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Keywords | 腎細胞癌 / 浸潤・転移 / 金属酵素阻害剤 |
Research Abstract |
ヌードマウス腎実質に腎細胞癌株Caki-1 cellを正所性に移植し、8週間後にと殺し、病理学的検討を加えた。その結果、Caki-1細胞は、腎に浸潤性腫瘍を形成し、高率に肺転移を来たすことが証明された。一方、ヒト由来腎細胞癌株ACHN cellを同様に正所性に移植したが、こちらは12週経過しても、転移はおこさず、腎に限局する腫瘍を形成した。 さらに、この2つの細胞で金属酵素(MMP)発現の違いを、Zymogrophyで検討したところ、著しい発現の相異が認められた。 現在、浸透圧ポンプを用いて、金属酵素阻害剤を注入し、その抗腫瘍効果について、検討を加えている。
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