1996 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
08771722
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Research Institution | Iwate Medical University |
Principal Investigator |
小山 昌子 岩手医科大学, 医学部, 助手 (20204290)
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Keywords | 溶解除去液 / 抗菌試験 / 界面活性剤 |
Research Abstract |
1.抗菌試験 以下の溶液を用いて抗菌細胞を行い、比較試験を行った。 (1)試作印象溶解除去液(NC)と2種の市販溶解除去液 (2)試作印象溶解除去液(NC)中に配合される5種の構成成分 staphylococcus aureus(IFO No.14462)を使用し、Brain heart infusion液体倍地を用いて37℃24時間培養を行った。増殖させた菌を遠心分離にて集菌し、2回洗菌を行い滅菌蒸留水に懸濁して、10^7〜10^8CFU/mlの菌浮遊液を調整した。菌浮遊液1mlの上清を遠心分離により除去し、1mlの各印象溶解除去液、各構成成分に懸濁し、16時間反応させた。反応後、印象溶解除去液、構成成分を遠心分離により除去し、洗菌を行い、1mlの滅菌蒸留水に懸濁して菌浮遊液を調整した。菌浮遊液を十倍段階希釈法にて希釈し、各段階希釈液1mlを溶解したBrain heart infusion寒天倍地に接種し、37℃24時間培養を行った。生菌数は1ml当たりのコロニー数として算出した。 結果 3種の印象溶解除去液中、試作溶解除去液(NC)に最も高い抗菌効果が認められた。NCに配合されている5種の構成成分中、防錆剤として添加され界面活性剤であるアルキルジアミノエチルグリシンナトリウム塩に最も高い抗菌効果が認められ、金属キレート剤にも抗菌性が認められた。
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