1996 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
08771946
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
野呂 卓司 大阪大学, 歯学部, 助手 (60273695)
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Keywords | コンピュータ / 三次元計測 / 画像処理 / 生体計測 |
Research Abstract |
口腔模型と顔面の三次元形状データを、レーザー照射による三次元形状の高速計測システムを用いて個別に採得し、歯列と顔面データの座標の統一およびデータ合成を行い、任意の角度から描画できるようにした。両者の合成に際しては、顔面に対する歯列の位置が可能な限り性格に再現できるように、歯列模型から得られる歯冠部や歯列の状態などの口腔表面の三次元の情報を、フェイスボウを媒介として顔面の三次元計測画像と統合した。 1.顔面の三次元計測画像の取り込み (株)浜野エンジニアリングの協力を得て、VOXELAN NKV-300DMを用いて顔面の三次元データを採得した。 2.歯列模型の三次元データの取り込み (株)トプコンの協力を得て、CUBESPERを用いて歯列模型の三次元データを採得した。 3.顔面の三次元計測画像と歯列の三次元データとの接合 今回申請したパーソナルコンピューターとTurbo C++ V4.0J(BORLAND INT.)のプログラム言語を用いてプログラムを独自に作製することにより、フェイスボウを媒介手段として、顔面の三次元データと歯列形態の三次元データを三次元座標上で合成し、任意の角度から描画できるようにした。顔面と歯列の三次元形状データの合成用マ-カとして、今回は直径8mmの半球をフェイスボウに取り付け、その形状の認識を試みたが、中心を正確に決定するのはやや困難であった。NKV-3000DMは、三次元形状情報とともに輝度情報も持っているので、現在直径1mmの光源を利用し、輝度画像からマ-カの位置を検出しデータ合成することを試みている。
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