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1996 Fiscal Year Annual Research Report

歯の移動時の歯根膜細胞のmigrationおよび日内変動の評価

Research Project

Project/Area Number 08771995
Research InstitutionTsurumi University

Principal Investigator

島田 達雄  鶴見大学, 歯学部, 助手 (90257345)

Keywords歯の移動 / 歯根膜 / オートラジオグラフィー / cell migration / aging
Research Abstract

歯根膜細胞のcell migrationの実験
マウスの下顎第一臼歯の移動開始後、24時間目に根尖部牽引側の部位に3H-thymidineによりラベルされた細胞が最も多く出現するので、この細胞をchaseして歯根膜細胞のcell migrationの有無を調べた。実験はマウス下顎第一臼歯に装置を槽着し歯の移動を行ない、24時間後3H-thymidine3.7MBq(100μCi,0.5ml)を腹腔内に投与し、(1)1日(2)4日(3)7日(4)10日(5)14日(6)21日後に灌流固定を行なった。cell migrationの評価は、骨セメント質側および歯冠歯根尖方向の2方向について行ない、現在データを解析中である。
Agingの実験
若いマウス(10週齢)と老齢マウス(約1年齢)での歯の移動刺激に対する比較的早期の歯根膜細胞の応答性の違いを知るための予備的な実験を行なった。マウス下顎第一臼歯の移動を行ない、(1)24時間(2)40時間(3)48時間後に3H-thymidine3.7MBq(100μCi,0.5ml)を腹腔内に投与し、さらに1時間後に灌流固定を行なった。
若いマウスでは歯の移動16時間後から3H-thymidineラベルの細胞が出現してくることが明らかとなっているので、G0期あるいはG1期の増齢的延長の可能性を考慮すると16時間よりも後で投与することが適当と考え、24時間からとした。結果的には24時間でもまだラベルされた細胞の出現は観察されなかったが、40時間目の根尖部牽引側では観察された。今後は本実験で刺激に対する細胞増殖の開始時間を知り、増齢的な細胞数の減少、再生増殖能の低下、G0期あるいはG1期の増齢的延長等の可能性について検討を加えたい。

URL: 

Published: 1999-03-08   Modified: 2016-04-21  

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