1996 Fiscal Year Annual Research Report
知的教援システムを指向した超分散高次問題解決モデルの構築
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08780161
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Research Institution | The University of Electro-Communications |
Principal Investigator |
松田 昇 電気通信大学, 大学院・情報システム学研究科, 助手 (70211571)
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Keywords | 知的CAI / 問題解決 / 分散人工知能 / 並列プロダクションシステム / マルチエージェント / 知識工学 / 教育学 |
Research Abstract |
下記の研究計画・方法により、研究を行った。 (1)分散協調問題解決モデルの設計および構築: 分散処理環境(仮想並列マシン)は、申請者の所属する研究室に既存の複数台のUNIXワークステーション(LANにより接続されている)を用いて構築した。研究の第一段階として、これらの資源を用いて分散協調問題解決モデルの設計および構築を行った。具体的には、(1)問題の部分問題への分割手法、(2)部分問題を並列に計算しているタスク間の干渉プロトコル(例えば、探索の成功/失敗に関する情報の交換)、(3)問題解決知識(オペレータ)の知識表現などを中心に設計・実装を行った。 (2)高次問題解決モデルを組み入れた知的CAIシステムの構築: 教援対象領域の例として、中学校における一次方程式を例に知的CAIシステムを構築した。 (3)開発されたシステムの評価および改良: 以上により開発されたシステムを用いて、システムの評価実験を行った。(1)により開発された高次問題解決モデルが知的CAIシステムの中で十分に機能していることの検証が目的である。(a)提案された問題解決モデルの性能評価、および、(b)教育システムへの適用性に関する評価といった側面からの評価を行った。 (4)研究成果の発表と配布: 研究の成果を学会等で発表した。
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Research Products
(5 results)
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[Publications] 松田昇,岡本敏雄: "ITSを指向した問題解決プロセスのモデル化-並列プロダクションシステムによる定式化" 情報処理学会全国大会講演論文集. 4. 319-320 (1996)
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[Publications] 松田昇,岡本敏雄: "ITSを指向した問題解決プロセスのモデル化" 教育システム情報学会全国大会講演論文集. 96. 35-38 (1996)
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[Publications] 松田昇,岡本敏雄: "ITSを指向した並列計算モデルに基づく問題解決プロセスのモデル化" 人工知能学会全国大会論文集. 96. 25-28 (1996)
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[Publications] Matsuda,Noboru and Okamoto,Toshio: "Parallel Computing Model for Problem Solver Towards ITSs" Proc.of Third Int.Conf.of ITS. 96. 234-242 (1996)
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[Publications] 松田昇,岡本敏雄: "並列計算モデルに基づく問題解決プロセスのモデル化" 信学技報. ET96-13. 91-98 (1996)