1996 Fiscal Year Annual Research Report
外国語学習方略使用状況診断法のインターネットへの移植と方略使用訓練法の有効性検証
Project/Area Number |
08780204
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Research Institution | Kansai University |
Principal Investigator |
竹内 理 関西大学, 総合情報学部, 助教授 (40206941)
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Keywords | strategy(学習方略) / インターネット(Internet) / 外国語教育 / strategy training(学習方略訓練) / ネットワーク(Network) |
Research Abstract |
平成8年6月より、マルチメディア化された方略使用状況診断法のネットワーク上への移植作業を行い、10月末にその作業をすべて完了した。そこで、11月より、完成した試用版をインターネット上にて公開し、ネットワーク利用者からのフィードバックを得る作業に入った。3カ月の試験運用のあと、平成9年1月の段階で一旦ネットワークより接続を解除した。その後、この3カ月の試験運用期間中に得られたフィードバックを元に、平成9年3月末までに、改良版を完成させる作業を続行中である。フィードバックで得られた情報のうち、一番多い指摘は、マルチメディア化したためにロ-ディング作業にかなり時間がかかるというものであった。この問題を解決するためには、完成版を元に、動画などをカットした簡易版を作成する必要があり、その作業の検討を鋭意進めている。 一方、方略訓練に関しては、予定通り5月よりデータ収集作業を行い、10月よりデータの分析を行った。得られた結果には、導入した方略訓練の有効性を裏付けるものが多く見られたが、一部に解釈が難しい結果(方略訓練が英語学習に悪影響を及ぼすというもの)があった。そこで、この部分の再検証を行うために平成9年1月より、新たな改良を加えた短期間の訓練を実施した。その結果は、2月末に得られたため、現在解釈を進めている。なお、方略訓練マニュアルの作成は、再訓練の解釈が得られ次第着手する。 上記の研究成果の公表は、来年度行われる学会発表(申し込み済み)ならびに平成10年初頭出版予定の論文集にて行う予定である。
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