1996 Fiscal Year Annual Research Report
GM2ガングリオシド蓄積症モデルマウスを用いた胎児期遺伝子治療の試み
Project/Area Number |
08780745
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Research Institution | Yokohama City University |
Principal Investigator |
山中 正二 横浜市立大学, 医学部, 助手 (80264604)
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Keywords | Sandhoff病 / GM2蓄積症 / 遺伝子治療 / 胎児治療 / ノックアウトマウス / 動物モデル |
Research Abstract |
研究実績の概要 この研究の目的は妊娠マウスへの遺伝子導入法を用いSandhoff病マウスの胎児治療の可能性を追求する事である。この1年間では遺伝子導入の効果を評価できるまでには至らず、効果を評価するためのシステムの確立が主体であった。以下、概要及び今後の予定を記す。 1、PCRにより遺伝子型の判別を可能にし簡易に識別できるようにした。 マウスの維持で親が児を食べることが連続して何度か続いたため苦労した。これを避けるためマウスをヘテロで維持し、掛け合わせて生まれてきたマウスの遺伝子型をPCRで検出出来るようにした。これにより、今までサザンで検出したものが、簡便かつ鋭敏になり治療時の発現をみるのにも良いと思われる。 2、病理学的に解析しモデルとして十分耐えられることを見い出した。 マウスのGM2分解経路がヒトと微妙に異なる為、形態的評価を行った。結論としてはモデルとして形態的にも充分と考えている。(横浜医学参照) 3、rotorodによる解析。 BM機器より7650型rotorodを購入し、現在解析中である。 4、今後の予定 評価のためのシステムの確立として他にhexosaminidaseをin situで確認できる方法を検討し(in situ hybridization,酵素組織科学当)、次に遺伝子導入を行い評価する予定である。
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Research Products
(1 results)