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1996 Fiscal Year Annual Research Report

咀嚼筋固有反射弓における神経ペプチド発現機構の再検討

Research Project

Project/Area Number 08835023
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Section時限
Research InstitutionHyogo Medical University

Principal Investigator

和田 洋  兵庫医科大学, 医学部, 助手 (20104234)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 塚本 吉彦  兵庫医科大学, 医学部, 講師 (20104250)
野口 光一  兵庫医科大学, 医学部, 教授 (10212127)
Keywords三叉神経運動核 / カルシトニン遺伝子関連ペプチド / in situ ハイブリダイゼーション法 / 咬筋神経 / 神経損傷
Research Abstract

本研究は、咀嚼筋固有反射弓回路の三叉神経中脳路核、三叉神経運動核及びそこへの入力要素について、各種神経活性物質の発現の変化を中心に解析することを目的としている。そこで、最初の実験系として、三叉神経運動路核の神経ペプチド、特にCGRP(カルシトニン遺伝子関連ペプチド)の発現を詳細に検討した。
SD系ラットを用い、新鮮凍結標本を作製し、ラジオアイソトープ標識in situハイブリダイゼーション法を用いて、神経ペプチドの遺伝子発現を検察した。また、咬筋神経切断モデルを作成し、神経切断後1週間目の三叉神経運動核における発現の変化を検索した。プローブとしては、お互いにCross hybridizationを起こさないα及びβ-CGRP特異的プローブを使用した。
その結果、正常の三叉神経運動核ではβ-CGRP mRNAが主に発現しており、α-CGRP mRNAのレベルは非常に低かった。ところが、咬筋神経切断後では、その細胞体においては明らかにα-CGRP mRNAが発現増加することが明らかとなった。こうした2種類のCGRPの発現パターンの特異的相違の意義について検討中である。
他の神経ペプチド、サブスタンスP、NPY(Neuropeptide Y)、ガラニン、VIP(Vasoactive intestinal polypeptide)、CCK(コレシストキニン)などのmRNA発現、さらに、サブスタンスPレセプター、NMDAレセプターやGABA_A・グリシンレセプターなどのアミノ酸レセプター、さらに複数の細胞内情報伝達関連蛋白のmRNAレベルの検索を、同様の正常と咬筋神経切断モデルとの比較で行っている。
現在までの結果について、論文作成中である。

URL: 

Published: 1999-03-08   Modified: 2016-04-21  

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