1998 Fiscal Year Annual Research Report
日常談話の生成・受容における「構え」言語行動論的研究
Project/Area Number |
08837024
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Research Institution | The National Language Research Institute |
Principal Investigator |
杉戸 清樹 国立国語研究所, 言語行動研究部, 部長 (10099913)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
塚田 実知代 国立国語研究所, 言語行動研究部, 研究員 (10311151)
尾崎 喜光 国立国語研究所, 言語行動研究部, 室長 (10204190)
吉岡 泰夫 国立国語研究所, 言語変化研究部, 部長 (90200948)
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Keywords | 談話 / 言語行動 / 社会言語学 / 構え / メタ言語行動 |
Research Abstract |
1. 日常の言語場面における談話のまとまり(質問・要求・あいさつなど)が言語行動として実現される際,どのような「構え」のもとに生成され受容されるかについて,言語行動論・社会言語学の枠組みで検討することを目的として,次の研究を進めた。 (1) 前年度までに行った愛知県岡崎市,東京都内などでの探索的な臨地調査の結果,及び国語研究所の従来蓄積した敬語意識調査の結果などについて,「構え」という視点から整理・分析し,より具体的な分析の手がかりとして「メタ言語行動表現」という表現類型の有効性を検討した。 (2) これらの検討に基づき,「メタ言語行動表現」「構え」「ととのえる」などという研究上の観点・方法論的枠組みについて,研究論文を執筆した(裏面第11項参照)。 2. 本研究の最終年度にあたるため,上記の研究論文等を中心にして「研究成果報告書」をとりまとめ印刷した(A4判全75ページ)。
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Research Products
(7 results)
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[Publications] 杉戸 清樹: "言語行動の対照" 日本語学. 15-8. 140-146 (1996)
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[Publications] 杉戸 清樹: "メタ言語行動の視野-言語行動の「構え」を探る視点" 日本語学. 15-11. 19-27 (1996)
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[Publications] 杉戸 清樹: "対人関係と話しことば表現-話しことばの待遇表現" 日本語学. 16-8. 81-88 (1997)
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[Publications] 吉岡 泰夫: "コミュニケーション能力を育てる敬語行動教育" 日本語学. 16-11. 98-106 (1997)
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[Publications] 杉戸 清樹: "敬語教育の課題-敬意行動の中の敬語を" 日本語学. 16-13. 4-13 (1997)
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[Publications] 杉戸 清樹: "メタ言語行動表現の機能-対人性のメカニズム" 日本語学. 17-11. 168-177 (1998)
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[Publications] 杉戸清樹: "文章・談話のしくみ 第2章9節「ととのえる」" (株)おうふう (共編著者:佐久間まゆみ:半澤幹一), 223(うち29) (1997)