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1996 Fiscal Year Annual Research Report

知的障害者の「住まい」に関する社会福祉学的研究

Research Project

Project/Area Number 08871030
Research InstitutionAichi Konan College

Principal Investigator

峰島 厚  江南女子短期大学, 幼児養育学科, 教授 (30149512)

Keywords知的障害者の住まい / 住まいの規模 / 居住の自由な空間 / 居住のゆったりした空間 / 自由な時間 / ゆったりした人間関係 / 転居の自由
Research Abstract

当初に計画したとおり、知的障害者の入所更生・授産施設について、知的障害者の住まいが実践上どのように位置づけられているか、事情聴取・資料収集してきた。該当施設はいずれも同一法人内に、グループホームや通勤寮、別棟の小舎などを持ち、住まいの規模を移動しやすい条件があり、かつその条件を積極的に活用していた。研究対象の選定は正しかったと言える。
住まいの実践上の位置づけについては、共通して、「のんびり、ゆったり、自由」な空間・時間・仲間を保障するものと、昼間の活動とは違うという視点で指摘されていた。しかし住まいの移動は、昼間の活動をさらに「いきいきと、しっかりと」充実して取り組めるきるように、という視点から、かなり意図的に実践されていた。
従って、住まいの規模の移動は、より「のんびり、ゆったり、自由」になる規模という視点から実践上位置づけられていることが明らかにされた。また、住まいの場の移動は、単純な選択でなく、昼間の活動の変革も含めた教育力の発揮という、転居の自由を獲得する視点から、実践上位置づけられていることも明らかにされた。
今後は、こうした結果から導き出された視点をもとに、少し移動事例に焦点を限定し、かつその事例に対する職員の総合的な評価にも着目し、どのような課題をもつ知的障害者が、規模の移動でどのような変革をとげたか、いくつか検討を積み上げ、そのうえで普遍化できる課題を検討したい。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 峰島厚: "「住まい」の一形態としてのグループホーム" みんなのねがい. 第344号. 30-35 (1997)

URL: 

Published: 1999-03-08   Modified: 2016-04-21  

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